新世代のCore i9/i7/i5が6製品デビュー
Intelから、第14世代Core(Raptor Lake Refresh)が登場、発売が開始された。今回登場したのは、「Core i9-14900K」など6モデル。秋葉原の一部店舗では、恒例の夜間販売も行われた模様だ。入荷したのはいずれも末尾にK/KFが付くアンロック版のモデルで、CPUクーラーは別売となる。価格は以下の通りだ。
製品 | コア数 | 基本周波数 | GPU | 価格 |
---|---|---|---|---|
i9-14900K | P8+E16 | 3.2GHz | ○ | 110,000円前後 |
i9-14900KF | P8+E16 | 3.2GHz | × | 106,000円前後 |
i7-14700K | P8+E12 | 3.4GHz | ○ | 79,000円前後 |
i7-14700KF | P8+E12 | 3.4GHz | × | 75,000円前後 |
i5-14600K | P6+E8 | 3.5GHz | ○ | 60,000円前後 |
i5-14600KF | P6+E8 | 3.5GHz | × | 56,000円前後 |
"Refresh"という名前から分かるように、アーキテクチャは前世代から踏襲しており、違いは大きくない。ソケットも前世代と同じLGA1700だし、チップセットは引き続き600/700シリーズが対応する。基本的にはクロックアップ版と考えられるが、i7-14700K/KFは、Eコアが8→12に増えたという違いもある。
実際のパフォーマンスについては、笠原氏による以下のベンチマーク記事が掲載されているので、詳しくはそちらを参照して欲しい。
【ベンチマーク記事】「Core i9-14900K」「Core i5-14600K」ベンチマーク速報、第14世代「Raptor Lake Refresh」の実力
https://news.mynavi.jp/article/20231017-2795250/
水冷対応やOC特化など新型Z790マザー
第14世代Coreに対応するマザーボードとして、各社からIntel Z790チップセットを搭載する新型モデルが発売となっている。
ASUSからは、ハイエンドモデルの「ROG Maximus Z790 Formula」など、6モデルが登場した。同モデルは、20+1+2フェーズという強力な電源回路を搭載。VRMヒートシンクは水冷にも対応しており、冷却を強化することができる。ヒートシンクはホワイトがベースで、白いケースにも合わせやすい。価格は120,000円前後。
また、「ROG Maximus Z790 Apex Encore」は、オーバークロックに特化したモデル。OCモデルらしくメモリは2スロットとなるが、基板上に設置できるメモリファンキットが付属しており、メモリをしっかり冷却できる。そのほか、M.2 SSDを最大2台搭載できる「DIMM.2」カードも付属する。価格は110,000円前後。
ASRockの「Z790 Nova WiFi」は、長寿命の20Kコンデンサを搭載したモデルだ。基板上には、M.2スロットを6つも用意。特大サイズのM.2ヒートシンクにより、強力に冷却できる。価格は65,000円前後。また「Z790 Lightning WiFi」は、シンプルな構成となるものの、40,000円前後という価格がリーズナブルなモデルだ。
MSIからは、新型の「Z790 MAX」シリーズが登場した。最注目の「MEG Z790 Godlike MAX」は少し後になるが、第1弾として「MPG Z790 Edge TI MAX WIFI」「PRO Z790-A MAX WIFI」が発売されている。どちらもシルバーホワイトのヒートシンクを採用したモデルで、価格はそれぞれ、65,500円前後と48,000円前後だ。
3スロット厚のGeForce RTX 4090カード
MSIの「GeForce RTX 4090 Gaming X Slim 24G」は、スリムタイプのトリプルファンクーラーを搭載したGeForce RTX 4090グラフィックスカード。ほぼ3スロットで収まる厚さに抑えられており、従来より小さなケースでも格納しやすいだろう。映像出力は、DisplayPortとHDMIが2つずつという構成だ。価格は310,000円前後。