食品や日用品、家電、衣類など高品質な商品を低価格で購入することができる会員制の倉庫型店「COSTCO(コストコ)」。アメリカでは「コスコ」と発音することでも有名です。本場アメリカのコスコの店舗ってどんなだろう?と気になる人も少なくないはず。そこで今回は、アメリカ在住の筆者が通うコスコを紹介。日本との違いはあるのでしょうか!?
サンフランシスコの店舗に行ってみた!
「コストコ(コスコ)」は、1976年にカリフォルニア州サンディエゴで、とある飛行機の格納庫を改造して作られた倉庫店がはじまりなんだとか。現在は、日本にも33店舗、世界の店舗合計は800店舗を超えており拡大の勢いは止まりません。
筆者が訪れたのは、サンフランシスコ市内にある店舗。ここは、街中に建てられているので、郊外店舗のように広い駐車場ではなく、コスコの中でも珍しい立体駐車場になっています。また、階段の上に店舗があるという特徴的なタイプです。
気になる店内はというと、日本と大きな違いがないように感じます。家電コーナーがあったり、季節のものが売られていたり。この時期はハロウィーンとサンクスギビング、そしてクリスマスと、年末に向けてのイベントグッズがたくさん売られていました。
筆者が日本に住んでいた頃は、コスコに来るのは年に数回……月に1度もありませんでしたが、アメリカに来てからは月に2〜3回は買い物に来ています。物価が上がり続ける中で、やはりまとめ買いでお得になるものがたくさんあるからです。
例えば、子どもたちの「お菓子」!! アメリカの小学校には“スナックタイム”という名の休憩時間があるので、筆者の子どもたちは毎日スナック(お菓子)を学校に持って行きます(笑)。
毎日のことなので、とにかく小分けのお菓子が必要。まとめ買いできるというのは大変便利なんですね。
販売されている商品の中には、ハイチュウやポッキー、じゃがりこなど、日本のおやつもあるので、我が家は毎回リピートして買っています。
日本との違いは…!?
日本との違いで一番驚いたのは、日本でおなじみのロールパン「ディナーロール」が売られていないことです。何店舗かアメリカのコストコを訪れていますが、これだけはいまだに見たことがありません。
では、どんなパンが売られているのかというと……アメリカにはサンドウィッチに使える薄切りの食パンが豊富にそろっています。
アメリカランチの定番といえば、“サンドウィッチ”! 実際、職場や学校へ持参するランチに“サンドウィッチ”を持たせているという家庭も多く、薄切りパンの需要の高さには、こんな文化背景があるのかもしれません。
そのほか、日本でも定番のお肉、青果などの生鮮食品も売られています。たくさんの商品がある中で、筆者のおすすめはというと、ホットドッグやBBQに使える「ソーセージ」!!
もちろん、朝食なんかに大活躍なのですが、アメリカにいるとBBQの頻度が多いので、そんなときにソーセージは欠かせません。また、サンドウィッチと同様、ホットドッグを気軽に食べるこちらの人にとって、ウインナーは家庭に欠かせない商品。
個人的にいろんな種類のソーセージを食べ比べをするのも楽しみの一つです。お肉の種類が違ったり、味付けが違ったりと、種類も豊富。訪れた際は、ぜひ自分好みのソーセージを見つけてみてはいかがでしょう。
そのほか、日用品で売れ筋といえば、やはりトイレットペーパーやキッチンペーパー、そして"お水"でしょう。水コーナーの売れ行きは、それはそれはすごいんです!
大人気の水。実はこの店舗で売れ筋の水は、ミネラルウォーターではないんです! 「purified water(ピュリファイドウォーター)」といって、なんと原材料は「水道水」。ミネラル分が調整されていてクセの少ない水です。ただ、ペットボトルの水といえば「天然水」と思っている日本人にとっては、驚きですよね。
アメリカでは、自宅で水道水を浄水して飲む人が多く、ピュリファイドウォーターを飲むというのにも抵抗が少ないのかもしれません。
何度訪れても、行くたびに発見のあるコストコ。ここで紹介したのは、ほんのほんの一部!!! 本当はもっとお伝えしたいのですが、今回はここまで!
ぜひ皆さんもアメリカを訪れるチャンスがあれば、本場のコストコ、いやコスコでお買い物を楽しんでみてください。日本とは違った新しいコスコに出会えるはずです。