JR西日本は25日、特急形気動車キハ189系を改造し、2024年10月にデビューする新たな観光列車について、列車名が「はなあかり」に決定したと発表。車両デザイン・ロゴ等も公開し、新たな座席種別「スーペリアグリーン車」を新設することも発表した。
列車名「はなあかり」の由来に関して、地域に光を当て、地域が華やぐイメージであり、西日本のさまざまな地域のとっておきに「あかりを灯す」列車であること、地域を明るくする列車であることを表現したという。
列車は、奈良時代起源の紋付き染めで最高級とされる檳榔子染(びんろうじぞめ)色をまとい、車内には日本の四季を彩る草花をモチーフに、華やかな和の彩りを展開していく。
新たな座席種別として設定される「スーペリアグリーン車」は、グリーン車よりグレードの高い設備として、広くゆったりと過ごせる個室空間となる。3両編成の1号車に2名用を10室設ける予定。2号車はグリーン車とサロンの兼用、3号車はグリーン車となる。サービスや料金などの運行詳細は改めて発表する。