オーディオストリーミングサービスのSpotifyは25日、世界におけるZ世代のカルチャーやトレンドを調査した年次報告書「Culture Next」の2023年版を発表した。

  • Z世代のカルチャートレンドを調査した報告書「Culture Next」

■Z世代はSpotifyで最も成長しているユーザー属性

SpotifyのZ世代ユーザーは、2023年上半期に5,600億曲以上の楽曲と30億エピソード以上のポッドキャスト(前年比+76%)を聴いており、Spotify上で最も急速に成長しているユーザー属性となっている。

■ポッドキャスト再生数は3,800万回超え

報告書によると、Z世代は、AIを活用したDJ機能を使い、音楽やおすすめのコンテンツを世界中で15億分以上も再生。2023年上半期、日本ではZ世代がBlendプレイリストの合計シェア数の65%を占め、この機能で友人との絆を深めている。Spotifyでのポッドキャストの再生数は3,800万回を超え、日本では前年に比べて109%に増加した。

■Z世代の52%が「母国語以外の音楽を好む」

また、日本のZ世代の71%が、自分とは異なるカルチャーや経験を学ぶ手段として音楽やポッドキャストを活用したことがあると回答。Z世代の52%が、母国語以外の音楽を好むと回答しており、2021年の同回答(45%)に比べて増加傾向にある。

■ポッドキャストは「音楽」「都市伝説・ミステリー」が人気

そのほか、日本のZ世代の61%が、「ポッドキャストを聴くことで、あらゆるトピックについて深く掘り下げ、テーマの中核に迫ることができる」と回答。「音楽」(前年比+199%)、「科学」(前年比+127%)、「スポーツ」(前年比+116%)、「都市伝説・ミステリー」(前年比+188%)のカテゴリの聴取が前年に比べて増加している。