ライボの調査機関「Job総研」は10月23日、「2023年 媒体利用の実態調査」の結果を発表した。同調査は10月4日～9日、全国の20～50代の男女811人を対象に、インターネットで実施した。

  • 普段利用している媒体、コロナ禍前後で利用頻度が増した媒体

普段利用している媒体を聞くと、「インターネット」(85.5%)が最も多く、次いで「SNS」(80.6%)、「テレビ」(50.9%)と続いた。コロナ禍前後で利用頻度が増した媒体では、「SNS」(63.4%)が最多となり、次いで「インターネット」(59.7%)、「テレビ」(12.5%)となった。

各媒体の利用者ごとに利用目的を聞いたところ、6つの媒体のうちインターネット・SNS・テレビ・新聞・ラジオの5媒体で「時事やニュースの情報取得」の回答が最も多かった。同回答者に各媒体に求めることを聞くと、インターネット・SNS・ラジオの3媒体で最多回答だったのは「即時的な情報取得」だった。一方、テレビ・新聞・雑誌の3媒体では「網羅的な情報取得」の回答が最も多かった。

  • 各媒体の利用目的、各媒体に求めること

テレビの1日あたりの視聴時間を聞くと、最も多い回答は「ほとんど視聴しない」(30.1%)だった。同回答者にコロナ禍前後でのテレビの視聴頻度を聞くと「減った派」(51.3%)過半数を占めている。内訳は「とても減った」11.8%、「減った」17.4%、「どちらかといえば減った」22.1%だった。

  • テレビの1日あたりの視聴時間、コロナ禍でのテレビの視聴頻度

テレビの有無を聞くと、65.4%が「ある」、19.5%が「ない」、12.8%が「過去にあった」と回答した。居住地に現在テレビがないと回答した人にその理由を聞くと「他の媒体で代用している」(43.5%)が最多となり、次いで「見る暇がない」(22.9%)、「スペースがない/勿体ない」(20.2%)となっている。

  • テレビの有無

テレビ離れを感じるかを聞くと、36.4%が「とても感じる」、20.6%が「感じる」、19.4%が「どちらかといえば感じる」で、合わせると76.4%が「感じる」と回答した。年代別の回答では20代の「感じる派」が82.0%で最多となり、次いで30代が75.1%、40代が74.2%、50代が65.0%と、年齢層が低いほどテレビ離れを感じている結果となった。

  • テレビ離れを感じますか

テレビコンテンツの必要性を聞くと必要だと「思う派」(70.9%)が過半数を占めた。内訳は「とても思う」(12.8%)、「思う」(22.9%)、「どちらかといえば思う」(35.2%)だった。今後テレビに求めるものを聞くと「リアル」(32.1%)、「エンタメ性」(30.9%)、「情報取得の速さ」(28.2%)がTOP3だった。