ツナグバは、「不登校中に辛かったこと・保護者が心配だったこと」に関するアンケート調査を10月19日に発表した。同調査は2023年7月21日~8月15日の期間、不登校の経験を持つ100人および、子どもが不登校になった経験を持つ保護者200人を対象にインターネットを用いて行われた。
不登校経験者が不登校の間、最も辛かったこと1位は「近所・友人関係」。具体的には、「近隣からの好奇の目」や「クラスメイトからの視線」など、周囲の理解を得られない"辛さ"が多く挙げられた。
そのほか、「孤独な時間」「周囲から取り残されている感じ」「親が無理やり学校へ行かせようとする」「学校の先生から毎日電話がかかってくる」などの回答も多かった。一方、「学校に行かなくていいので辛くなかった」、「学校以外で勉強したり充実していたので平気だった」という回答もあり、学校以外での環境によって感じ方も異なることが分かった。
子どもの不登校での心配事を保護者に尋ねると、「子どもの勉強や進路」について心配する声が最多に。例えば、「つい無理やり学校に行かせようとしてしまった」「子どもに勉強の話ばかりしてしまい、口をきいてくれなくなった」などの声が寄せられた。
子どもと保護者の間で悩んでいることのギャップがあり、親子関係の軋轢が生まれているケースも少なくないように思える結果という。