メディア運営事業などを展開するCMサイトは、20代には通じない「パソコン・IT用語」死語ランキングTOP10を発表した。ランキングの1位は圧倒的な得票数で「フロッピーディスク」だった。
調査は、同社が企画編集する「ちょっと気になる」を調べたランキングサイト「ランキングー!」にて今年5月28日に実施されたもので、30代以上の男女9,944人を対象に、「パソコン・IT用語」の中でもいわゆる“死語”をピックアップし、「もはや20代には通じない…」と感じる単語について、アンケートをおこない、その結果を集計し、ランキング化した。
ランキングの1位に選ばれたのは「フロッピーディスク」で、2,689票を獲得。全体の約25%もの票が集まり圧倒的トップとなった。1970年代に登場したフロッピーディスクは、データを保存する持ち運び可能な記録メディアで、かつてデータを保存するためには欠かせないものだった。「一時代を築いた8インチフロッピーディスクを知らないなんて…」や、「自分も久し振りに聞いたくらいなので、まあそうだよね」、「まだ現役で活躍してるところもあるらしい。とはいえ懐かしい」、「フロッピーディスクのアイコン(保存ボタン)を、これは何ですか?と聞いてきた若者に驚愕しました」などの声が寄せられていた。
次いで2位は「ダイヤルアップ接続」で、票数は757票だった。1990年代に普及した、電話回線を用いたインターネット接続方法だ。「インターネットにつなぐために、電話回線でダイヤルするあの音も知らないよね」や、「今では考えられないほど遅い回線速度だった」、「今考えるとものすごい遅い回線だったなー。でも仕事ではまだ使うんだよね」などの声が寄せられていた。
3位は「起動ディスク・起動フロッピー」が、740票でランクイン。パソコンを起動するために必要なファイルが保存されている記録メディアだ。投票者からは「起動ディスク・起動フロッピーを知っている世代って少ないだろうな」や、「もう40年前の話か…」、「大切すぎてどこにしまったかわからなくなるんだよね、アレ」などの声が寄せられていた。
20代には通じない「パソコン・IT用語」死語ランキングの4位以降は次の通り。
- 4位:MS-DOS (584票)
- 5位:みかか(NTTのこと)(516票)
- 6位:アスキーアート (461票)
- 7位:ボール式マウス (391票)
- 8位:MOディスク (389票)
- 9位:SCSI(スカジー)(385票)
- 10位:ビジー状態 (381票)
ネット上では「SCSIなら更にSASIとか思った自分が悲しい」「割れ物なんて死語だよね。らるち~とか懐かしい」「起動ディスクなんてわからないやろなーw昔のPCは電源つけただけでは何もできないから」「今使ってないものは仕方がないだろうw」などの声が寄せられた。