映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)のレッドカーペットイベントが24日に都内で行われ、GACKT、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助、藤原紀香、川崎麻世(※崎はたつさき)、加藤諒、益若つばさ、和久井映見、アキラ100%、朝日奈央、武内英樹監督が登壇した。
同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。
■GACKTと二階堂ふみ、『翔んで埼玉』続編に反対
続編について「最後の最後まで反対していました」というGACKT。「この豪華なキャストのリストを見せられて『もう逃げられませんよ』と最後の出演依頼をつきつけられて、『ふみちゃんはどう言ってるの?』と聞いたら、『やめましょう』と言ってるって。そんな思いの中から本当にどんな作品になるのか心配だったんですけど、監督を信じるしかない現場の中で最後までやらせていただきました」と振り返り、最終的には「この時代に必要な作品になったんじゃないかと思います」と自信を見せる。
二階堂も「本当に私もGACKTさんも『やめた方がいいんじゃないか』とずっと話してたんですけど、こうやって本当に面白い作品が完成して」と同意。「世界中でいろんなことが起きていて、ロナもあって大変なことがいろいろ続いてきた中で、ただ楽しんでいただいて、それでいて自分のルーツであったり土地、郷土愛を再確認できるすごくいい作品になっているんじゃないかなと思います」とアピールした。
GACKTは「多くの埼玉の方たちも含め、全国でこれだけのファンが待っているということをずっと聞いていて、残念な報告なんですけど、この作品にはかなり際どいパクり疑惑がたくさんあります」と告白し、周囲を笑わせる。「僕の予想では、しばらく経ってから公開中止になるんじゃないかな。永久追放になる可能性のある作品なので、ぜひ早めに劇場に仲間や家族お方たちを誘って、『あれが永久追放になった作品だよ』と、観た人だけの心に残る作品になってくれると嬉しいなとは思ってます」と語った。