東京メトロは24日、丸ノ内線02系引退車両の座席シートを活用した同社初のアップサイクル商品を10月27日に数量限定でオンライン販売すると発表した。
丸ノ内線の車両02系は、導入から30年を経過した2019年から順次、新型車両2000系への置換えを進めている。東京メトロは脱炭素・循環型社会の実現をめざす取組みの一環として、車両の引退に伴って発生する廃材を再利用し、02系の面影を別の形で残そうと、耐久性に優れた座席シート生地の活用に着目。古着ジーンズ生地を活用したアップサイクル事業を展開するヤマサワプレスと共創し、座席シート生地と古着ジーンズ生地を組み合わせたアップサイクル商品として企画・開発した。
オリジナル商品は、実際の制服の袖章タグを意匠に取り入れた「東京メトロロゴ入りポーチ」2種(各6,900円)、旧制服のボタンをデザインに取り入れた「東京メトロボタン付き小ポーチ」2種(各3,600円)と「東京メトロボタン付きキーホルダー」2種(各1,950円)の全6種類。どれもシート生地を洗浄した後、ヤマサワプレスの加工技術で古着ジーンズ生地と丁寧に縫い合わせ、手作業でひとつずつ製作したという。
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、10月27日12時から12月17日まで販売されるる。販売予定数に達し次第、終了するとのこと。