国立科学博物館(東京・上野)では10月28日より、特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が開催されます。ユネスコの無形文化遺産に登録されてから10年という節目を迎える「和食」。同展は、世界中からますます注目の高まる和食を、バラエティ豊かな標本や資料とともに紹介する展示とのこと。

今回はマイナビ学生の窓口に所属する大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します。

  • 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」

    特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」

「和食」の魅力に迫る企画展

同展は、コロナ禍の2020年春に中止になった幻の展覧会。国立科学博物館(東京・上野公園)を会場に6つのセクションで構成されており、日本列島の自然が育んだ多様な食材や、人々の知恵や工夫が生み出した技術、歴史的変遷、そして未来まで……。身近なようで意外と知らない「和食」の魅力について、科学や歴史などの多角的な視点から紹介する展示となっています。

  • 音声ガイドナビゲーター・白石麻衣さん

    音声ガイドナビゲーター・白石麻衣さん

また、音声ガイドナビゲーターを、和食好きな白石麻衣さんが担当。一足早く、公式ホームページにて白石さんのナビゲーターを聞いたX民からは、「まいちゃんの優しい声がとっても心地よい」「ずっと聴いていられるくらい好き。ハートに届く」といった反響が寄せられていました。

「和食」を知るための6つの展示構成

  • 日本で食べられている魚の実物標本の展示例

    日本で食べられている魚の実物標本の展示例

和食とは何かを考える「第1章・“和食”とは?」ではじまり、「第2章・列島が育む食材」では、食の基本となる水、そしてキノコ、山菜、野菜、海藻、魚介類といった食材や、発酵技術や出汁に関する情報を解説。「第3章・和食の成り立ち」では、江戸の町にタイムスリップしたかのような展示が。

  • 江戸っ子が愛したファストフード「寿司、天ぷら、そば」の屋台が並ぶ江戸の町

    江戸っ子が愛したファストフード「寿司、天ぷら、そば」の屋台が並ぶ江戸の町

「第4章・和食の真善美」では、和食とともに発展してきた道具と料理人の繊細な技術、そして四季折々の風景と美しい料理の映像インスタレーションを組み合わせて紹介。

  • 「和食の真善美」を紹介

    「和食の真善美」を紹介

また、「これって和食?」をテーマにみんなの意見をリアルタイムで集計し、その結果から改めて和食について考える「第5章・わたしの和食」、そして最後の「第6章・和食のこれから」では、社会の変化を受けて変わり続ける和食のこれからを展望するという。

開催期間は2023年10月28日~2024年2月25日。入場料は、10月27日までは前売券価格で一般・大学生が1,800円、小・中・高校生は500円。10月28日以降の当日券では、一般・大学生2,000円、小・中・高校生は600円となっている。

  • (左)とんかつ定食ポーチ、(右)リラックマお弁当ぬいぐるみ

    (左)とんかつ定食ポーチ、(右)リラックマお弁当ぬいぐるみ

そのほか、企画券として「とんかつ定食ポーチセット券」の当日券が3,200円(前売券はすでに完売)、「リラックマお弁当ぬいぐるみセット券」の前売券は8,000円にて販売中です。

生まれた時から親しんできた「和食」を、改めて知ることのできる機会です。面白い展示になること間違い無し! ぜひ、足を運んでみてくださいね。

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レンドリサーチャー:近由梨子
文:CHIGAKO
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部