渋谷駅にゆかりの深い忠犬ハチ公が今年11月で生誕100年を迎えることを記念し、JR東日本、東急電鉄、京王電鉄が記念きっぷを発売すると発表した。各社で記念ヘッドマークの掲出なども行う。
JR東日本は「ハチ公生誕100年記念入場券」、東急電鉄と京王電鉄は「ハチ公生誕100年記念乗車券」として発売。3社それぞれ台紙と乗車券のデザインが異なる。例として、京王電鉄の「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、「ハチ公100年物語」や渋谷駅長のメッセージ、懐かしい渋谷駅と渋谷駅を発着する車両の写真を配した2つ折りA5サイズの台紙と、各社の車両を描いた硬券5枚のセットとなっている。
発売額は各社とも1セット1,000円。JR東日本はJR渋谷駅西口「みどりの窓口」前、東急電鉄は東急電鉄渋谷駅渋谷ヒカリエ2改札付近、京王電鉄は井の頭線渋谷駅中央改札口案内所にて、11月12日から一斉に販売開始する。
前日の11月11日には、渋谷駅に乗り入れる鉄道4社(JR東日本、東急電鉄、東京メトロ、京王電鉄)の渋谷駅鉄道各社記念商品4社セットを数量限定で販売。JR渋谷駅西口「みどりの窓口」前で10時から販売開始し、7~12時に東急電鉄・東京メトロ渋谷駅「宮益坂東改札」近くの地下3階スペースで購入整理券を配布する。発売額は4,000円。当日(11月11日)は4社セットのみとされ、各社商品の単独販売は行わない。
ハチ公生誕100周年記念ヘッドマークに関して、JR東日本は山手線の車両1編成、東急電鉄は東横線の車両1編成(5158編成)に掲出しており、ともに2024年3月下旬まで運行予定。京王電鉄も井の頭線の1000系1編成に10月25日から記念ヘッドマークを掲出し、12月29日まで運行する。