次世代がんリスク検査「マイシグナルリモートがん検査」を提供するCraifは、「がん活に関するアンケート」の結果を10月10日に発表した。調査は2023年8月7日に実施され、40〜60代の300名を対象に行われた。
はじめに、過去にがん検診を受けたことがあるか尋ねたところ、47.3%が「がん検診を受検したことがない」と回答した。また、家族にがん経験者がいる層といない層で比べたところ、家族にがん経験者がいる層の方が受検率が高いことがわかった。
がん種ごとの受検頻度について聞くと、男性は「胃がん」が34.7%で最も多く、「大腸がん」が34.0%、「肺がん」が29.3%と続く結果に。
女性は「乳がん」が55.3%で最も多く、「胃がん」が37.3%、「大腸がん」が36.0%と続き、「乳がん」は他のがん検診に比べて圧倒的に受検率が高いことがわかった。また全てのがん検診において、年代が高い方が受検率が高い結果になった。
受検したことがあるがん検診について尋ねると、男性は「職場でのがん検診」が31.3%で最も多く、女性は「市区町村の住民がん検診」が46.7%と最も多いことがわかった。
女性は、女性特有の「子宮頸がん」の無料検診の案内が市区町村からあることなどが理由の1つだと推測される。また男性に比べ、女性の方が全体のがん検診の受検率が高いことも明らかになった。
がん検診の理想の受検頻度について質問すると、「1年に1回」が47.7%、「特に受けたいと思ってない」が31.3%という結果になった。
さらに家族のがん経験者有無で見てみると、家族にがん経験者がいる層で「1年に1回」を希望している人の比率が高いという結果に。一方、家族にがん経験者がいない層は、「特に受けたいと思っていない」が半数近くだった。
がん検診を受診したきっかけを尋ねたところ、最多は34.8%が「健康診断のオプション」と回答。次いで「年齢的に気になった」が31.6%、「親族や知人ががんになり自分も気になったから」が28.5%と続いた。
家族にがん経験者がいる層は、「親族や知人ががんになり自分も気になった」が44.2%で最も多く、一方家族にがん経験者がいない層は「年齢的に気になった」が40.3%で最も多く、家族にがん経験者がいることは受検のきっかけに大きな影響があることがわかった。