AMDは10月19日(米国時間)、RDNA 3ベースのモバイル向け新GPU「Radeon RX 7900M」を発表した。VRAMに16GBと大容量なGDDR6を搭載している。解像度1440p以上の環境での快適なゲームプレイ・コンテンツ制作が可能といい、同社史上最速、これまでで最もパワフルなモバイルGPUとしている。

  • AMDが新GPU「Radeon RX 7900M」発表、ノートPC向け最高峰を更新

    AMDが新GPU「Radeon RX 7900M」を発表。モバイル向けRDNA 3で待望のハイエンドGPUだ

  • 既存のRadeon RX 7000Mシリーズのラインナップと比較して、CUもメモリも倍増している

Radeon RX 7900Mは、第2世代のレイトレーシングと、最新のAIワークロードに最適化されたAIアクセラレータを統合した最新世代のRDNA 3アーキテクチャによる演算ユニットを備え、モバイル向けながらVRAM(グラフィックスメモリ)が16GBと大容量なことも特徴。ほか主な仕様は以下の通り。

  • 演算ユニット(CU)数:72基
  • VRAM:16GB GDDR6
  • Game Clock:1825MHz
  • Boost Clock:最大2090MHz
  • メモリバス幅:256bit
  • Infinity Cache:64MB
  • TGP:180W

このRadeon RX 7900Mを搭載したDellのゲーミングノートPC「Alienware m18」(米国市場で2,799.99ドルから)が、本日より一部地域で販売を開始している。CPUに最大5.4GHz動作で16コア/32スレッドのRyzen 9 7945HXを組み合わせており、ゲーミングやコンテンツ制作において、「驚異的なデスクトップレベルのパフォーマンス」を提供するとしている。