秋が深まってきて、もうすぐ紅葉が美しくなるシーズン。23区内からちょっと足を延ばして自然を楽しむエリアまで、東京都内の「紅葉」サイクリングスポットをご紹介します。

今回ご紹介する3つのエリアは、いずれもレンタサイクルが可能な場所ばかり。手ぶらで紅葉を楽しむ鑑賞スポットとして、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。

立川市:国営昭和記念公園

東京都立川市と昭島市にまたがる「国営昭和記念公園」は、総面積180haという広大な公園内で様々なアクティビティが楽しめます。広い公園内には総延長14kmのサイクリングコースがあり、レンタサイクルの利用や自転車の持ち込みが可能です。

  • 国営昭和記念公園の紅葉 ※画像はイメージです

レンタサイクルの貸出受付は9:30~閉園1時間前まで。立川口・西立川口・砂川口サイクルセンターの3か所で借りることができます。貸出料金は大人3時間600円(30分ごとに100円)、中学生以下3時間350円(30分ごとに50円)、タンデム(特殊自転車)/1台3時間1500円(30分ごとに200円)。

国営昭和記念公園の紅葉スポットとして有名なのが、園内2か所にあるイチョウ並木。紅葉の時期は落ち葉がまるでじゅうたんのように広がります。他にもボートハウス前にはメタセコイヤ、花木園や水鳥の池周辺にはモミジやプラタナス、こどもの森ではイチョウ、モミジ、メタセコイヤと、様々な紅葉が園内を彩ります。

また、11月3日~26日は「黄葉・紅葉まつり&秋の夜散歩2023」も開催。16:30~20:30の間はライトアップが行われ、幻想的な風景も楽しめます。※日本庭園のライトアップ観賞には公園入園料のほかに「観賞券(WEB券など)」が必要

国営昭和記念公園
住所:東京都立川市緑町3173
入園料:大人(高校生以上)一般450円、小人(中学生以下)無料
公式サイト;国営昭和記念公園

葛飾区:都立水元公園

葛飾区の「都立水元公園」は、都内で唯一水郷の景観をもった公園です。園内にはポプラ並木やメタセコイアの森、ハンノキなど水辺に強い樹木が生育しており、なかでも秋のシーズンは"生きている化石"として知られるメタセコイアおよそ1,500本が一斉に紅葉します。これは都立公園では最大規模の森だそう。

  • 都立水元公園 メタセコイア並木の紅葉 ※画像はイメージです

また園内散策用として、自転車のレンタルも可能。2023年11月23日までの土・日には、噴水広場売店となり水元大橋入口付近で貸し出しを行っています。

営業時間10:00~16:00(貸出受付は15:00まで)、利用料は2時間あたり高校生以上200円、中学生以下100円。大人用にはシティサイクルを用意しているほか、子ども用自転車や補助輪付き自転車も揃っています。

都立水元公園
住所:東京都葛飾区水元公園内 水元大橋付近
入園料:無料
公式サイト;都立水元公園

あきる野市・秋川渓谷

23区から少し足を延ばすと、都内でも里山の風景を楽しむことができます。東京都あきる野市・JR武蔵五日市駅前に拠点を構える「東京裏山RIVER FRONT」では、自転車をレンタルして秋川渓谷エリアのサイクリングを楽しむことができます。

  • 秋川渓谷にかかる「石舟橋」 ※画像はイメージです

多摩川の支流の中でも最大と言われる秋川。東京・あきる野市から桧原村に及ぶ約20kmのエリアが「秋川渓谷」と呼ばれています。なかでもJR五日市線・武蔵五日市駅は都心からもアクセスしやすい場所、かつ武蔵五日市駅から十里木の間は秋川の清流に沿ってサイクリングが楽しめます。

紅葉のオススメスポットは、一対の大イチョウがあきる野市屈指の紅葉スポットと言われる「広徳寺」や、秋川渓谷にかかる「石舟橋」、渓谷沿いの温泉施設「瀬音の湯」など。見どころが点在しているので、あちこち走ってお気に入りのスポットを探してみても。

「東京裏山RIVER FRONT」での電動アシスト自転車のレンタルは1日3,500円(9:00〜17:00、予約可)、2時間以内は2,200円(当日受付のみ)。また武蔵五日市駅前もしくは温泉付近(十里木交差点)で乗り捨て可能な電動アシスト自転車は、1日パスが3,500円(9:00〜24:00、予約可)。他にも非電動レンタサイクルは1日2,500円(9:00~17:00、予約可)、2時間以内は1,200円(当日受付のみ)で提供されています。

東京裏山RIVER FRONT

住所:東京都あきる野市舘谷219-7 東京裏山ベース
公式サイト:東京裏山RIVER FRONT


涼しくなってサイクリングも楽しくなる季節。ぜひおすすめの紅葉スポットを見つけてみてくださいね!