東武鉄道は、同社を代表する通勤車両の8000型が運行開始60周年を迎えることを記念し、「8000型運行開始60周年記念乗車券」を11月1日に発売すると発表した。

  • 東武アーバンパークライン(野田線)の8000系

8000型は1963(昭和38)年10月から1983(昭和58)年3月まで製造され、一時は712両が在籍していた東武鉄道を代表する通勤車両。1986(昭和61)年度から前面形状を変更し、内装をリニューアルするなどの更新工事が行われた。1997(平成9)年から車いすスペースを設置し、1999(平成11)年度から転落防止用外ホロを取り付け、2001(平成13)年度から空調装置のマイコン化を実施している。

現在、車両置換えが進んでいるとのことだが、2023年9月末時点で8000型・8500型168両、800型・850型(8000型8両固定編成から中間の2両を抜き、6両を更新工事時に3両固定にしたワンマン対応車両)30両、合わせて198両が活躍を続けている。

  • 「8000型運行開始60周年記念乗車券」表紙イメージ

  • 「8000型運行開始60周年記念乗車券」裏面イメージ

  • 卓上カレンダーのイメージ

「8000型運行開始60周年記念乗車券」は、8000型が現在運用に入っている路線の駅からの軟券型乗車券と、四季折々の風景の中を走行する8000型の写真を配した卓上カレンダーがセットに。乗車券は柏駅から大人330円区間の片道普通乗車券1枚、曳舟駅から小児190円区間の片道普通乗車券1枚、小川町駅から大人270円区間の片道普通乗車券1枚、太田駅から大人210円区間の片道普通乗車券1枚。乗車券として使用する場合、有効期間は11月1~30日のうち使用開始日から1日間となる。

発売額は1セット1,000円(1回の購入につき5セットまで)。11月1~30日に東武鉄道の55駅で発売され、販売数3,000セットが売り切れ次第、終了となる。なお、券番号「0001」から「0010」までの記念乗車券は「東武鉄道ファンクラブ」で抽選販売される。