AMDはグラフィックスカード新製品における中国市場限定モデルとして、「Radeon RX 6750 GRE 10GB」と「Radeon RX 6750 GRE 12GB」を発表した。グローバル向けには発表されていないが、価格は269ドル(10GB)、289ドル(12GB)に設定されている。

型番末尾に「GRE(Golden Rabbit Edition)」と付されおり、販売地域を限定して展開されるグラフィックスカードの新モデル。2023年が中国にとってウサギ年であることにちなんだもので、これまでRadeon RX 7900 GREなどが投入済み。今回ひと世代前のRDNA 2アーキテクチャを採用した新モデルが投入されたことになる。

新モデルはいずれも型番として「Radeon RX 6750 GRE」を冠しているが、メモリの容量違いで10GBモデルと12GBモデルをラインナップする。しかしGPUダイもそれぞれ異なっており、10GBモデルではNavi 22XT、12GBモデルではNavi 22を採用。ストリームプロセッサ数に差があるほか、メモリも量だけでなくインタフェースが異なっている。ちなみに、NVIDIAでも過去にGeForce RTX 3080でVRAMの容量増加版を投入しており、CUDAコアも若干増えていたことがあった。

  • 主な仕様

両製品ともにXFX、PowerColor、Sapphireから製品が発売されており、リファレンスモデルは存在しないようだ。中国メディアではすでに性能を含めた詳細なレビューが公開されている。