宇都宮ライトレールは、10月23日にダイヤ改正を実施すると発表した。平日朝の通勤・通学時間帯にホーム混雑緩和を図るとともに、平日夜間も一部列車の運転区間延長および増便を行う。

  • 宇都宮ライトレールの車両HU300形「ライトライン」

今年8月に開業した宇都宮ライトレールの利用状況に関して、宇都宮市は開業から1カ月間で約42万人が利用したと発表。土休日の利用が当初需要予測の4倍程度(1日1万5,000~1万6,000人)となる中、平日も当初需要予測と同程度ながら1日1万2,000~1万3,000人の利用があり、日常利用の足として定着しつつあるという。現在は運行頻度や本数を抑えている状況だが、宇都宮市と芳賀町、宇都宮ライトレールが連携し、より多くの利用で定着が図られるよう取り組むとしている。

宇都宮ライトレールが10月23日に実施するダイヤ改正は平日ダイヤのみとされ、朝の時間帯は一部列車において宇都宮駅東口停留場での停車時間を増やし、ホームの混雑緩和を図る。これにともない、平日朝6~8時台に宇都宮駅東口停留場へ到着する上り7本(すべて平石発宇都宮駅東口行)について、到着時刻が現行より1~3分繰上げに。平日朝の下りは、現行の宇都宮駅東口停留場6時54分発(芳賀・高根沢工業団地行)のみ時刻を2分繰り下げ、同停留場6時56分発とする。

平日夜間は19~20時台に上り1本の運転区間を延長し、下り1本を増便。現在、芳賀・高根沢工業団地停留場を19時13分に発車し、平石停留場止まりとなっている上り列車を宇都宮駅東口停留場まで延長するほか、宇都宮駅東口停留場を20時8分に発車する平石行の下り列車を新設する。