MMD研究所は10月18日、9月29日から10月3日にかけて実施したX(旧Twitter)についての調査の結果を公表しました。
今回の調査は15歳~69歳の男女5,000人を対象に実施しています。このうち、X(旧Twitter)を利用しているという人は45.3%。年代別にみると、若年層ほど利用率が高く、10代で63.2%、20代で59.3%。ここから年齢が上がるごとに利用率は下がっていき、50代では41.3%、60代では30.6%となります。
そして、TwitterからXをへの名称変更を受けて、現在サービスをどう呼んでいるかの回答が次のグラフ。「旧式の呼び方」(Twitter)が67.7%と圧倒的に多く、「新式の呼び方」(X)は9.1%にとどまっています。全体の約4分の1の23.3%は「旧式も新式もどちらも使う」と、場面や状況によって使い分けているようです。
同じく、ポスト/ツイートの呼び方についても聞いています。こちらも「旧式の呼び方」(ツイート)が70.6%、「新式の呼び方」(ポスト)が9.3%と概ね同じ比率でした。
X(旧Twitter)の有料化についての意見を聞いた結果が次のグラフ。当然と言えば当然ですが、各年代で「反対」が圧倒的に多いという結果になりました。中でも10代では反対の割合が高く、81.2%が反対という結果になりました。
ブロック機能の廃止の賛否についても、各年代とも「反対」が約半数。ここでも10代がもっとも反対が多くなっています。
そして今後もX(旧Twitter)を利用するかを聞いた回答が次のグラフ。「今後アクティブに利用したい」は全体の16.1%、「アクティブではないが利用したい」が全体の58.7%。全体の約4分の3が引き続き利用する方針で、中でも10代は計87.8%が引き続き利用し続けると答えています。反対に利用希望者がもっとも少ないのは60代ですが、それでも計66.5%が利用し続けると答えており、現時点でX(旧Twitter)の利用をやめるつもりの人はそれほど多くないようです。
今後の利用意向で「利用をやめることを検討している」「利用をやめる予定」と回答した571人に、X(旧Twitter)の利用をやめた際に他のサービスを代替として利用するかを聞いたところ、「他のサービスを利用する」が54.1%、「他のサービスは利用しない」が45.9%。さらに「他のサービスを利用する」と答えた309人にどのサービスを利用するつもりかを聞いたところ、もっとも多かったのは「Instagram」で40.8%でした。それに続くのは「YouTube」25.6%、「Threads」12.3%、「Facebook」7.1%、「TikTok」6.5%という順。Instagramが4割の指示を集めているものの、回答は割れ気味で、X(旧Twitter)にかわるサービスというとこれといったものがない現状が表れている感じがあります。
調査概要
- 調査名:X(旧Twitter)に関する調査」
- 調査期間:2023年9月29日~10月3日
- 有効回答:5,000人 ※人口構成比に合わせて回収
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:15歳~69歳の男女
- 設問数 :7問