日本HPは10月18日、ノート・タブレット・デスクトップへと自在に切り替えられるという3in1デバイス「HP Spectre Foldable PC」を発表した。すでにグローバル向けに発表されていた製品で、今回シドニーで開催される展示会「SXSW」にてお披露目予定。日本国内への発売も決定しており、12月中旬以降、798,600円(メーカー想定売価)での販売を予定する。
折りたたみ対応パネルを採用して17型の表示領域を備え、一体型ヒンジによって曲げられるフォルダブルノートPC製品。ヒンジの位置は表示領域を12.3型へと変更できるもので、同梱の物理キーボードを組み合わせることでフレキシブルに利用可能。キーボードとの接続はBluetoothで行い、さらに本体からのワイヤレス充電を利用できるためケーブル接続が必要ないとしている。
性能面では第12世代Intel Core i7プロセッサを内蔵し、Intel Evo Platform規格に準拠。内蔵された大容量バッテリーでノートPCモードでは最大約12時間30分、デスクトップモードでは最大約11時間30分利用可能。16GBメモリと1TB SSDを組み合わせ、Wi-Fi 6E接続もサポートする。
また、先進的な仕様ながらサステナビリティに最大限配慮している点もポイント。カバーとキーボードのフレームにリサイクルメタルを最大90%使用し、モジュールラップにはリサイクルしたポリエステル繊維を混合しているほか、ベゼルとキーボードキャップにはポストコンシューマーリサイクルプラスチックを最大50%配合。キーキャップの塗料は水性塗料を用い、梱包材は100%持続可能な方法で調達したとしている。