鉄道・運輸機構は17日、北海道新幹線の新八雲(仮称)駅と倶知安駅のデザイン素案を八雲町と倶知安町にそれぞれ3案ずつ提案したと発表した。提案したデザイン案から各自治体が1つを選定し、2024年度第1四半期に鉄道・運輸機構へ回答する予定となっている。
2022年2~7月にかけて、鉄道・運輸機構は北海道新幹線の各駅においてデザインコンセプトを八雲町、長万部町、倶知安町、小樽市から受領し、駅デザインの検討を進めてきた。今回、各駅のデザイン素案を3案ずつ提案できることになり、八雲町と倶知安町にそれぞれ駅デザイン素案を提示した。
八雲町から要望があった新八雲(仮称)駅のデザインコンセプトは「牧場の中にある駅 ~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」。これに対し、鉄道・運輸機構はA案「牧歌的原風景を未来へと継承する新たな調和の駅」、B案「雄大な大地と木立の美しさを感じる駅」、C案「八雲の悠久な営み、情景を映し出す駅」を提案した。
倶知安町から要望があった倶知安駅のデザインコンセプトは「羊蹄の四季の恵み ~ふるさとと世界が出会う駅~」。これに対し、鉄道・運輸機構はA案「倶知安の四季とつながる舞台の駅」、B案「羊蹄の風景が彩る壮麗な佇まいの駅」、C案「ふるさとの雄大な山々に呼応する稜線の駅」を提案している。