JR東海、JR西日本、JR九州は17日、東海道・山陽・九州新幹線の車内喫煙ルームについて、2024年春をもってすべて廃止すると発表した。喫煙ルームの廃止後、災害等緊急時の対応力強化を目的として、非常用飲料水を配備する。
3社とも近年の健康増進志向の高まりや喫煙率の低下を踏まえ、車内喫煙ルームを廃止すると説明。東海道・山陽新幹線の16両編成で運転される列車の3・10・15号車に設置された車内喫煙ルーム、山陽・九州新幹線の8両編成で運転される列車の3・7号車に設置された車内喫煙ルームが対象となる。
喫煙ルームの廃止後、災害等緊急時の対応力強化を目的として非常用飲料水の配備を予定しており、万が一、駅以外の場所で長時間停車せざるをえない状況になった場合でも、より迅速に飲料水を配布できるようにして、災害等への対応力を強化する。
なお、JR西日本は2024年春をもって、山陽新幹線各駅の喫煙コーナーを廃止することも発表した。新倉敷駅、新尾道駅、三原駅、東広島駅、新岩国駅、徳山駅、厚狭駅、新下関駅に設置されていた喫煙コーナーが廃止となる。