ダイヤテックは10月12日、左右分割型エルゴノミクスキーボード「Majestouch Xacro M10SP」を発表した。10月26日に発売する。
FILCOブランドおよびMajestouchシリーズとしては初の左右分割型キーボード。キーボードを左右に分離させて設置することで、肩や腕を楽に広げたポジションでタイピングできる。
左右分割型のキーボードでは、左右のユニットをつなげれば通常のキーボードに近い配列となるものも多いが、本製品は分割面に沿って左右5個ずつ、計10個のマクロ専用キーを配置していることに注意しておきたい。これにより、一般的なキーボードに近い形から徐々に慣らしていくことはしにくい反面、人差し指や親指でアクセスしやすい位置に自由に機能を割り当てられるキーが多数揃っている。
ハードウェア/ソフトウェア(FILCO Assist:Windows専用)の2通りの方法でのマクロプログラミングに対応するほか、Caps Lockと左Ctrlの切り替えなどよく使われる基本のカスタマイズは本体背面のDIPスイッチでも行えるようにし、カスタマイズ性を高めた。通常の配列のほかにオリジナルプロファイルを3つまで設定できるレイヤー機能も備える。
また、DIPスイッチの操作により特殊なキー配列にも手軽に変更できる。Dvorak配列、Colemak配列、Workman風日本語配列、Colemak風日本語配列、Mac風配列に設定でき、直販サイトでは特殊配列用のキーキャップも別途販売している(Majestouch Xacro M3Aと共通)。
CHERRY MXスイッチを採用したメカニカルキーボードであり、打鍵感の異なる茶軸、青軸、赤軸、静音赤軸の4種から選んで購入できる。キースイッチと日本語配列/英語配列の組み合わせで計8モデルを用意する。