ファーウェイ・ジャパンは10月17日、オーディオグラス新製品「HUAWEI Eyewear 2」を発表した。カラーはブラックとチタニウムシルバーの2色で、ブラックは11月9日に、チタニウムシルバーは11月以降に発売する。価格はオープン。店頭予想価格はブラックが37,800円前後、チタニウムシルバーが47,800円前後の見込み。
ファーウェイの「Eyewear」シリーズは、メガネのテンプル部分にオープン型のスピーカーやマイクを搭載し、耳をふさがず音楽を聞いたり、オンライン会議に参加できたりするオーディオグラス。
2世代目となる「Eyewear 2」は、初代モデルで好評だったという音質やスピーカー部を活かしつつ、軽量化やバッテリー駆動時間の改善を図ったモデルとなる。想定利用シーンはオフィスワークやオンライン会議、家事や育児中、アウトドアなど。
チタニウムシルバーではレンズ周囲のリム部分に、弾性が高く変形もしにくいβチタン合金を採用。着け心地を高めたほか、軽量化も図った。テンプル最大部の厚みを20%、耳にかける先セル部分を28%スリム化したこともあり、全体の重さは前モデルの39.5gから軽くなった37.8gを実現した(ブラックカラー。標準添付のレンズ含む)。
本体にはボタンがなく、音楽の再生や一時停止、音量調節、通話の許可といった操作テンプルにあるタッチセンサーで行う。
マイクはメインとサブの2つを、従来より口に近いテンプル前側に搭載。スピーカーは左右テンプルの後方に、上部スピーカー、下部スピーカーの2基をそれぞれ備える(計4基)。充電ポートは左右テンプル後部(先セルの後部)それぞれに用意し、付属の二股ケーブルを装着して充電。加速度センサーとジャイロセンサーも備え、本体の装着を自動で検知する。
上下対称に設置されたスピーカーは、下部のものがユーザーの耳へ届ける指向性スピーカー、上部のものは逆音波アルゴリズムにより周囲への音漏れを防ぐためのスピーカーとなる。音漏れは前モデル比で60%低減したとうたう。風ノイズ低減設計の採用に加えソフトウェアも進化し、静かな場所では自動で音量を下げる機能、騒音が大きい場所では通話音量を上げる機能なども備えた。
バッテリー駆動時間は大きく改善され、前モデルでは音楽再生で約6時間、連続通話で約4.5時間だったところ、新モデルでは音楽再生で11時間、連続通話で9時間となる。内蔵しているバッテリー容量を増加したほか、10分の充電で最大3時間の音楽再生が可能な急速充電もサポートする。
テンプルの中央には、色で電池残量がわかる電源ランプを備えている(レッド:残量10%未満、イエロー:残量10%~91%未満、グリーン:残量91%以上)。フル充電までの時間は約50分で、充電にかかる時間も短くなった(前モデルは約85分)。本体はIP54の防塵防水性能を持つ。
デバイスとの接続はBluetooth 5.3で、接続の安定性も高めた。対応コーデックはSBC/AAC。マルチポイント接続にも対応する。