ファーウェイ・ジャパンは10月17日、完全ワイヤレスイヤホン「FreeBuds」シリーズの新製品「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発表した。同日発売し、直販価格は28,800円。カラーはグリーン、シルバーフロスト、セラミックホワイトの3色。

  • HUAWEI FreeBuds Pro 3 グリーン

  • シルバーフロスト

  • セラミックホワイト

FreeBudsシリーズのうち、新しい技術を取り入れた「Pro」ラインナップのハイエンド製品。

今回発売するPro 3では充電ケースに鏡のようなナノガラスを採用し、薄型軽量ながら耐摩耗性を従来から32%高めたという。またヒンジをケースフタの内側に来るよう設計した「隠しヒンジ」にすることで、開けた際にイヤホンの露出面積が多くなり、取り出しやすくなった。ヒンジの開閉耐久回数は10万回。充電ケース自体のサイズや、イヤホンの重さも従来から小型化、軽量化した。

イヤホン本体はデザインを改善し、スティック部にある操作エリアをくぼませることで、スワイプによる音量調整やピンチによるスキップ/戻りなどの操作をしやすくした。

また、イヤホン内部には11mmのダイナミックドライバーを内蔵し、低音は14Hzまで、高音は48,000Hzまでの再生に対応。通信はBluetooth 5.2でLDACやAAC、SBCに加え、ファーウェイのハイレゾ向けコーデック「HWA」もサポート(同コーデック対応スマートフォンのみで使用可能)し、伝送ビットレートは最大990kbpsに対応する。

  • 本体のスティック部にある操作エリアをくぼませたデザインに改善

  • イヤホン部

機能面ではアクティブノイズキャンセリングや外音取り込み、マルチポイント接続などを搭載。ノイズキャンセリング機能では高SN比のマイク1基を含む計3基のマイクを備え、アルゴリズムの強化によりノイズ識別能力を向上させた。通話向けでは骨伝導センサーをアップグレードし、ユーザーの音声をより精確に識別できるようになったという。専用アプリ「HUAWEI AI Life」では設定のカスタマイズやEQ調整などが行える。

イヤホン単体サイズは23.7×29.1×21.8mm、重さは約5.8g。充電ケースのサイズは46.9×65.9×24.5mm、重さは約45.5g。イヤホンはIP54の防磁防水性能を持つ。

駆動時間はイヤホン単体で約6.5時間(ANCオフ)/約4時間(ANCオン)、充電ケース併用で約31時間(ANCオフ)/約22時間(ANCオン)。ケースの充電インタフェースはUSB Type-C。

同梱イヤーチップは従来の3種類から、新たにXSを加えた4種類とし、XS/S/M/Lの4サイズを提供する。

  • 充電ケース。USB Type-Cケーブルで充電する

【お詫びと訂正】初出時、Bluetoothの通信規格を5.3としていましたが、メーカーから訂正発表があったため、5.2に変更しました。(2023年10月18日 14:40)