歌手のダイアモンド☆ユカイが、16日に放送される情報番組『ハートネットTV』(NHK Eテレ 毎週月~水曜20:00~)にゲスト出演し、自身が経験した不妊治療を語る。
■医師から「残念ながら精子はゼロです」
不妊症の原因の半数近くを占めるとされる男性不妊。自分の価値を否定されたような衝撃を受けたり、妻に負い目を感じたりするなど、精神的に追い詰められるケースも少なくない。
ユカイは再婚間もない47歳の時、子どもを望む妻から自分の体を調べたいと言われ、産婦人科に付き添った。その際、医師に勧められ、自分も検査を受けたところ、「残念ながら精子はゼロです……」と告げられた。
■「閉塞性無精子症」からの不妊治療
診断結果は無精子症。その後、更に詳しい検査を受けたところ、精巣で精子は作られているものの精管に問題がある「閉塞性無精子症」であることが判明した。手術によって精子を採取し、体外受精を受けることになった。
こうして始まった不妊治療だが、なかなか妊娠には至らなかった。夫婦の関係もうまくいかなくなり、離婚の危機に直面したことも。そして、ユカイと妻は不妊治療をあきらめ、2人で生きていくことを決意をする。
その後、長女と双子の男の子を授かったユカイ。不妊治療の日々を通して考えたこと、感じたこと、そして男性不妊の課題に改めて向き合う。