七賢(山梨銘醸)は12月1日、「アラン・デュカス・サステナブル・スピリッツ」(3,300円)を七賢公式オンラインショップの他、百貨店、専門店等で発売する。

  • 「アラン・デュカス・サステナブル・スピリッツ」(3,300円)

山梨の老舗酒蔵・七賢は、フランス料理界の巨匠アラン・デュカス氏の協力により、持続可能な開発目標(SDGs)の哲学に基づき、オリジナルスピリッツを発表した。

  • 「アラン・デュカス・サステナブル・スピリッツ」(3,300円)

日本酒の製造過程の副産物である酒粕は、その需要が低下し、大量に産業廃棄物として処理されてきた。七賢は酒粕の中に秘められた可能性を探究し、世界でも希少な方法で焼酎(スピリッツ)への変革に成功。酒粕の、吟醸香が残る華やかなアルコールを引き出し、同じく白州の地でウイスキーづくりを行うサントリー白州蒸溜所の樽で熟成させた。これは世界でも大変希少な製法だという。

  • 七賢

蒸溜後の酒粕は米の栄養が凝縮されているため、山梨県の和牛の飼料として利用される。また七賢は、2022年より企業全体で使用する電力をグリーンエネルギー(水力発電)に切り替え、年間510トンものCO2排出を削減している。同商品の蒸溜にもグリーンエネルギーが使用されている。

  • 白州の風景

  • 作業工程

七賢の地球環境に配慮した哲学に共感したアラン・デュカス氏は、デュカス・パリのシェフ・ソムリエであるジェラール・マルジョン氏と共に、このスピリッツを使用したカクテルレシピを提案。日本・白州から世界へと、グローバル展開する。

  • 山梨銘醸代表取締役の北原対馬(左)とアラン・デュカス(右)

  • スピリッツを使用したカクテル