ナイルは10月11日、「マンガに関する調査」の結果を発表した。調査は10月2日~9日、15~69歳の男女1,968名(男性977名、女性991名/各年代326〜331名)を対象にインターネットで行われた。
マンガを読む頻度を尋ねたところ、最多は「月1回未満」で14.89%。次いで「週1〜3日」(14.58%)、「ほぼ毎日」(14.48%)と続き、月1回以上読んでいる人は全体の45.52%という結果に。マンガは「読まない」という人は39.58%だった。
マンガを読む頻度を男女別にみると、男性は「週1〜3回」(16.48%)が最も多く、月1回以上読む人は、女性より男性が7.97ポイント高い結果に。年代別では、「20代」が最もマンガを読んでおり、月1回以上読んでいる人の割合は、「20代」(62.25%)では6割を超え、次いで「30代」(57.58%)、「10代」(51.81%)が上位に。性年代別にみると、マンガを最もよく読んでいるのは「男性20代」だった。
次に、マンガを読むと回答した人に、マンガをどのようにして読んでいるのかを教えてもらったところ、「無料の電子書籍」が最多の44.66%。次点は「紙の単行本を購入」(41.72%)で、「電子書籍の単行本を購入」より15.65ポイント高い結果に。購入する場合は電子より紙を選ぶ人が多いよう。
男女別で見ると、女性は「無料の電子書籍」や「家族・友人から借りる」割合が男性に比べて大きいのが特徴的。一方、男性は「紙の単行本を購入」が「無料の電子書籍」を上回ったほか、「電子書籍の単行本を購入」「電子書籍のマンガ雑誌を購入」の割合も大きめで、マンガを購入して読んでいる人が多いよう。
年代別で見ると、10代は「無料の電子書籍」「紙の単行本を購入」の割合が大きくなっている一方で、「電子書籍の単行本を購入」は全年代の中で最小。20代は「無料の電子書籍」の割合が小さく、他年代と比較して、マンガ雑誌の利用率が高いのが特徴的。
また、30代は「電子書籍読み放題サービス」の割合が大きく、50代・60代は「無料の電子書籍」「紙の単行本を購入」が多かったほか、「家族・友人から借りる」人も比較的大きいことがわかった。
次に、マンガを読むなら紙の書籍と電子書籍のどちらを選ぶかを尋ねたところ、「紙の書籍」が48.28%、「電子書籍」が36.00%と、「紙の書籍」の方が18.28ポイント高い結果に。
年代別で内訳を見ると、30代以外は「紙の書籍」が「電子書籍」を上回っており、特に60代が最も大きく、60.00%が「紙の書籍」の方が良いと回答。また、全年代で「電子書籍」で読みたい割合が最も高かったのは「20代」で44.73%、次いで「30代」が43.56%となった。