ハルメク 生きかた上手研究所とミキハウス子育て総研は10月10日、「家族の呼び名と関係性に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月24日〜9月6日、50~85歳のシニア女性283名、および”子どもがいる“20~54歳の女性913名を対象にインターネットで行われた。

  • シニア女性の呼び名

    シニア女性の呼び名

シニア世代の女性に、孫から呼ばれている呼び名を聞いたところ、「ば~ば」がダントツに多く41.3%。次いで「おばあちゃん」(22.6%)、「ニックネーム」(8.8%)が上位に。一方、ママ世代に対し、お子さんが実母や義母のことを何と呼んでいるかを聞くと、やはり「ば~ば」が44.7%でダントツ1位に。次いで「おばあちゃん」(17.3%)、「ニックネーム」(11.0%)と続いた。

なお、孫から呼ばれている呼び名について、9割以上のシニア女性が「気に入っている」(45.3%)、「まあ気に入っている」(47.6%)と回答した。

  • 孫に「してあげたいこと、してもらって嬉しかったこと」「教えたいこと、教えてほしいこと」

    孫に「してあげたいこと、してもらって嬉しかったこと」「教えたいこと、教えてほしいこと」

次に、シニア女性に「孫にしてあげたいこと」を、ママ世代に「子どもにしてもらって嬉しかったこと」を聞いたところ、両世代ともに「お祝い行事など祝う」(シニア世代79.2%、ママ世代75.1%)がトップに。また、「孫に教えたいこと」「子どもに教えてもらいたいこと」では、両世代ともに「やさしさや愛情」(同65.7%、67.8%)が最も多い結果となった。

両者の差が多きかったのは「身の回りのお世話」で、ママ世代が57.0%だったのに対し、シニア世代は23.7%と、ママ世代が33.3ポイント高い結果に。また、「道徳や不道徳の分別」を教えたいシニア世代は42.0%だったのに対し、ママ世代は30.3%と、シニア世代が11.7ポイント高く、さらに、「あそび」ではママ世代が49.7%だったのに対し、シニア世代は28.6%とママ世代が21.1ポイント高かった。

最後に、シニア女性にはママ世代に、ママ世代には実母や義母の孫への接し方について遠慮していることを聞いたところ、シニア世代からは「子育ては親がするものだから言わないようにしている」「もっと会いに行きたいが頻繁にいかないようにしている」、ママ世代からは「もっと気軽に遊びに来て沢山子ども達と触れ合って欲しい」「もっと積極的に接して欲しい」との回答が見られた。