19日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)の制作発表記者会見が15日、都内某所で行われ、菅野美穂、鈴鹿央士、木戸大聖、宮澤エマ、白山乃愛、志田未来、吉瀬美智子、松岡茉優、田中哲司、三田佳子が登壇。菅野が、母親からの教えを明かした。

  • 菅野美穂

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■菅野美穂主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』

今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名コミック(講談社)を実写化する同作は、「タフで明るい“踏ん張る主婦”ヒロイン」の伊沢 ゆりあ(菅野)が、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始し、時にぶつかり合い、時に手を取り合い、意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、「血の繋がりを越えた“家族”の絆」を編み上げていくというストーリー。

■菅野美穂、母の教えで「健康、貯金、仕事」を大事に

石のようなどっしり構えた主人公を演じる菅野。「どんなことにも揺るがない女性。尊敬の気持ちで台本を読ませていただいたんですけど、中盤からはゆりあさんが人間らしい葛藤を抱えていく部分があって、そこも魅力的だなと思っています。このメンバーでひとつ屋根の下で食事を囲むのが奇想天外というか。それぞれ歪な中にもかわいらしいところがあって、皆で鍋を食べたら仲良くなっちゃうのかなっていうところも想像ができて、なんともいえないリアリティがある作品、そして役です」とゆりあと今作の魅力を語った。

会見で、人生の中で影響を受けた言葉を聞かれた菅野は「『健康と貯金と仕事のありがたみは、失ってからじゃないと分からない』という母の言葉です」と明かす。「この3つはすごく大事だなと。『お金ある? って聞かれても、ないって答えなさい』というのが母の教えなので、スーパーで子どもに『お菓子買って』って言われたら、『お金ない』って言うようにしています」と、私生活での子どもとのやりとりも打ち明けた。

■菅野美穂、インド旅行で人生が変わる

また、菅野は自身の人生を変えた経験について「インド旅行」を挙げる。「頭をぱかっと開けられて脳みそをぐしゃぐしゃにされた感じ。日本に帰ってくると、信号が赤のときは皆待って、青になったら歩き出す、そんなことにさえ感動できるようになりました。皆がルールを守ってることがすごいと」と、ものの見方が変わるような大きな影響を与える経験だったとのことで、「あんまり若い間に行っちゃうと強烈すぎるので、『26歳がインド適齢期』という説がありまして。松岡さんもちょうどいいんじゃかなと」と松岡にも勧めていた。

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そんな菅野が愛してやまないものは「旅」。「子育てが始まってコロナ禍が重なって、その間は旅をすることができなかったので、息苦しくて。いかに自分が旅によって気分を入れ替えたり、新しい価値観を取り入れたりしていたんだなと気付きました。すごく必要なものです」と旅への思いを語った。

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