映画『キリエのうた』(10月13日公開)の公開記念舞台挨拶が都内で行われ、主演を務めるアイナ・ジ・エンドをはじめ、松村北斗、広瀬すず、笠原秀幸、岩井俊二監督が登壇した。
同作は岩井俊二監督の最新作。時代や社会に翻弄されながら、懸命に生きるキリエ(路花 アイナ・ジ・エンド)、潮見夏彦(松村北斗)、寺石風美(黒木華)、一条逸子(イッコ/真緒里 広瀬すず)、4人の物語を描く。岩井監督がアイナ・ジ・エンドの歌声に出会い、路上ミュージシャン役で初主演に抜擢した。
■広瀬すず、透け感&ベロア衣装で観客を魅了
黒のシースルーのトップスとベロアのロングスカート姿で登場し、観客を魅了した広瀬。公開初日を迎えた心境を「クランクインの日は雪の中でアイナちゃんが1人で歌い始めるシーンからだったんですけど、自分だけが真横で聞いていた声が今、世界中に届き始めてることは本当にすごいことだなと。お腹の底にドンと落ちてくるような魂の叫びみたいな表現はきっと色んな人に届くんじゃないかなと思います」と語った。
また、完成した作品を観た感想を聞かれると、「自分も結構撮影したなという記憶だったんですが、自分が出ていないシーンでストーリーが何個もあって、すごく衝撃を受けました」と振り返る。しかし一方で、自身が演じたイッコについては「(キリエがイッコに)振り回され過ぎていて、すごく罪悪感が生まれてしまった」と話し、「長文の謝罪メールをアイナちゃんに送りました(笑)」と明かした。
メールを受け取ったアイナは「きた(笑)! 『私がいないシーンでこんなに大変なことがあったらね、ごめんね』(と書いてあって)。良い人やなって(笑)」と笑顔を見せていた。