映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』の公開初日舞台挨拶が13日に行われ、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀、木南晴夏、吉原光夫、水田伸生監督が登場した。
※この記事は作品のネタバレを含みます
同作は日本テレビ系列で2016年4月期に放送された連続ドラマの映画化作。「ゆとり世代」と社会に括られたアラサー男子3人の物語が、夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前の正和(岡田)、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路(松坂)、事業に失敗し、中国から帰ってきたフリーター・まりぶ(柳楽優弥)の前に「Z世代」「働き方改革」「テレワーク」「多様性」「グローバル化」といった新時代の波が押し寄せる。
この日サプライズでMCを務めた岡田は、客席に降り立ち、観客から質問を募る。動揺する観客を見渡した岡田は「皆さん輝いてますね!」と褒め、手を挙げていた1人を指名。観客は「(岡田の登場に)動揺が隠せないんですけど、(ラストに)『続く』と書いてあって、この後続いていくんですか?」と質問する。
これに対し、水田監督は「最後に『続く』と出したのは、『このゆとり世代の人生は続くんだよ』『ゆとりを取り巻く人たちの人生は暮らしは続くんだよ』という意味で入れたんです」と意図を説明。さらに「だけど、みなさんの力でもう1本2本と、続けさせていただければ」と希望し、会場からは拍手が起こっていた。