ピクセラは10月13日、2023年4月にオープンしたデザイナーズホテル「GINZA HOTEL by GRANBELL」(東京都中央区銀座)に、ChatGPTを活用してテレビ字幕を自動翻訳する機能が付いた4K対応チューナーを導入。実証実験を開始したことを発表した。

  • GINZA HOTEL by GRANBELLでテレビ字幕を自動翻訳する実証実験が始まる

実証実験には、ピクセラの4K対応チューナー「4K Smart Tuner PIX-SMB400-BZ」向けテレビ視聴アプリ「Xit」を使う。Xitのテレビ字幕翻訳機能は、放送電波から同時に送信される難聴者向けの日本語字幕データをChatGPTに送出。自然な外国語に翻訳した結果を戻し、映像とリアルタイムで同期させて表示する。

今回、観光産業向けサービスの質向上を目的とし、GINZA HOTELの客室にある一部のテレビに、同製品を導入して実証実験を開始する。このテレビ字幕翻訳サービスは利用者(宿泊者)によるChatGPTの利用を支援する機器となっている。今回の実験結果を踏まえ、2024年度からの本格導入をめざすという。

  • 客室での視聴イメージ

    客室での視聴イメージ