雑誌というと、ファッション誌、コスメ雑誌、インテリア雑誌など数多くありますが、X(旧Twitter)ではこんな新しい発想の雑誌が登場し、購読希望者が続出しています。
生活に疲れてたときに考えた雑誌
(@oyamaoyadayoより引用)
ポストの主は『コミュ力0ママでも育児の人間関係なんとかなるよBOOK』や『おやまさんちの愉快なる365日』の著者でもある「おやま(@oyamaoyadayo)」さん。生活に疲れてたときにおやまさんが考えたという雑誌の表紙を投稿されました。
「生活が苦手だけどどうにかこうにかがんばってる主婦」に向けた雑誌で、その誌名は「やけくそ」。
表紙には、
「一週間の献立…ってがんばって作っても食わねえんだよなあ!!! 総菜祭りだワッショイワッショイ!」
「1ミリたりとも働きたくねえ…ときのやる気のひねり出し方」
「掃除洗濯料理各種手続き子育て…も〜疲れたピョン! どうやったら『生活』って好きになれますか!? 」
……などなど、あらゆる「疲れ」をテーマにした見出しが所狭しと踊っています。ちなみに、表紙のモデルに起用されているのは「坐骨神経痛に苦しむおやまさん」とのこと。
疲れたときに「やけくそ」を読んだらとても役に立ちそうですし、共感ポイントも多くてほっこり癒されそうですよね♪
雑誌「やけくそ」は多くの注目を集め、1万件のリポスト、3.6万件のいいねを獲得(10月12日時点)。
「定期購読したいです!! 笑笑」「声出して笑いました!! 本当に献立って頑張って作っても食べない!! もう、毎日ソーセージで良くない? って思います」「こんな雑誌を待っていました! キラキラ雑誌ばっかりで、自分との現実のギャップに勝手に落ち込み本当の等身大の自分を許したい、そんな気持ちになれる雑誌です」「いいですね! 現実的に欲しい雑誌はこういうのかも」など、数々のコメントも寄せられました。
投稿主さんに聞いてみた
多くの共感を呼んだ雑誌「やけくそ」について、投稿主のおやまさんにもう少し詳しい話をお聞きしました。
ーーこちらの表紙にある見出しは実体験から作られたのでしょうか?
実体験から作られたものです。
ーー見出しにまつわるエピソードなどをいくつかお聞かせいただけますか?
8月頃に私以外の家族が代わる代わる体調を崩してしまって、ほとんどひとりで生活を回さなきゃならなかったとき、「ただ生活することがこんなに大変なんて…! 」と思い、その気持ちをスマホのメモに記録していました。そのメモから生まれた見出しが「どうやったら生活って好きになれますか!? 」です。
「がんばって作っても食わねえんだよなあ!!! 」は、子どもたちが私が手間をかけて作った料理よりも惣菜のほうがよく食べてくれることから生まれた見出しです。
「1ミリたりとも動きたくねえ…ときのやる気のひねり出し方」は、あまりにやる気がなくてずっと横になっていたときに、すぐに気持ちを切り替えられる何かがあったらいいのに…と思って考えた見出しです。
ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?
こんなに反響をもらえると思ってなかったのでうれしいです。生活が苦手なことがコンプレックスだったのですが、たくさんの人が同じように感じながら、それでもどうにかがんばって生活をしているんだなと思いなんだか安心しました。
頑張っている人に寄り添った雑誌「やけくそ」。本当にあったら爆売れ確定ですね!!
生活に疲れてたときに考えた雑誌 pic.twitter.com/NMsjy6ex6A
— おやま (@oyamaoyadayo) October 4, 2023