ダイソンは10月12日、空気清浄機の新製品となる「Dyson Purifier Big+Quiet（ダイソン ピュリファイアー ビッグ アンド クワイエット）空気清浄機」、「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde（ダイソン ピュリファイアー ビッグ アンド クワイエット ホルムアルデヒド）空気清浄機」を発表した。

同日から、公式オンラインストアや家電量販店などにて順次発売する。価格はオープン、参考価格は「Dyson Purifier Big+Quiet 空気清浄機」が107,800円、「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde 空気清浄機」が126,500円。

  • 「Dyson Purifier Big+Quiet 空気清浄機」

  • 「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde 空気清浄機」

新製品の2モデルは、ダイソンが手がけてきた空気清浄機の従来モデルと比較して、風量を2倍以上に拡大。最大で毎秒87リットルのきれいな空気を送り出し、10m先の空気まで循環させられるようになったとしている。また、自然界の空気流パターンを再現するアルゴリズムを実装し、室内でそよ風を感じるブリーズモードを搭載した。空気を送り出す角度の設定は、0度、25度、50度の3通り。

空気清浄の能力と適用畳数の目安は、「Dyson Purifier Big+Quiet 空気清浄機」が27畳（45平方メートル）、清浄時間は30分。「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde 空気清浄機」は79畳（130平方メートル）、清浄時間は60分。両者とも、8畳を清浄する目安は11分。合わせて、音響工学に基づいた再設計によって、動作時の静音化を図っている。運転音は最小で21.7dB、最大で42.7dB。

「Dyson Purifier Big+Quiet 空気清浄機」と「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde 空気清浄機」のおもな違いはフィルター。両者ともHEPAフィルターと活性炭フィルターを用いるが、後者のみ酸化分解触媒フィルターを備えている。

共通のHEPAフィルターは459回も折り曲げた21mの大きさがあり、A4用紙にして約127枚分の面積に相当。ホコリや花粉といった微細な粒子状の物質を、99.95％除去するとしている。HEPAフィルターの寿命は最長5年（メーカー保証は2年）、価格は17,600円。

もう1つの活性炭フィルターは、VOC（揮発性の有機化合物）を始めとしたガスやニオイを取り除く。寿命は最長2年（メーカー保証は2年）、価格は12,100円。

「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde 空気清浄機」の酸化分解触媒フィルターは、ホルムアルデヒドの分解を担う。空気中のホルムアルデヒドを微量の水と二酸化炭素へと分解し、空気を清浄する。フィルター交換は不要。

スマートフォンとも連携し、MyDisonアプリをリモコンとして使える。スケジュール設定や空気状態のモニターといった機能もある。

本体サイズは共通となり、幅415×奥行き434×高さ830mm。重さは「Dyson Purifier Big+Quiet 空気清浄機」が11.8kg、「Dyson Purifier Big+Quiet Formaldehyde 空気清浄機」が11.9kg。