サントリーはこのほど、「サントリー山崎蒸溜所」をリニューアルし、11月1日より一般公開するとともに、新たな見学ツアーを展開する。
1923年にウイスキーづくりへの挑戦をスタートさせてから、今年で100周年を迎える山崎蒸溜所。
今回のリニューアルでは、エントランス部分をはじめとした敷地内に自然との調和を表現した“杜”を形成するため、周辺エリアの島本町や大山崎町の山林地に生育する草木などを植栽し緑地化。蒸溜釜の銅素材を再利用した門をくぐり抜けると、山崎の“杜”ならではの、どこか神秘性も感じられる空気感を味わうことのできるアプローチが。
山崎蒸溜所の敷地内に操業当時より残る建造物「山崎ウイスキー館」では、その歴史ある建物ならではの内観として、創業者・鳥井信治郎から続くサントリーウイスキーのものづくりの継承と革新の訴求がより強化され、山崎蒸溜所での多彩な原酒のつくり分けと、長期熟成に耐えうる原酒のつくり込みについて、より充実した内容で展示する。
さらに、山崎蒸溜所でつくられた多彩な原酒ボトルに囲まれる空間では、サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」ブランドをはじめとしたサントリーウイスキーの各ブランドや、この場所でしか味わえない原酒を堪能できる、特別な「テイスティングラウンジ」がリニューアルオープン。山崎蒸溜所で稼働していたポットスチルを再利用したバーカウンター、原酒ボトルに向き合うスタンドテーブル、窓の外に広がる“杜”を眺めるローチェアなどが設置され、ここでしかできない日本のウイスキーを嗜む贅沢な空間を体験することができるという。
山崎蒸溜所ツアー
施設のリニューアルとともに、見学ツアーも刷新する。「サントリーシングルモルトウイスキー山崎」が生まれるものづくり現場を見学し、その場所でしか感じられない香りや温度を五感で体感することができるツアーで、所要時間80分の「山崎蒸溜所 ものづくりツアー」と、120分かけてまわる「山崎蒸溜所 ものづくりツアー プレステージ」の2種が新たに展開される。
「山崎蒸溜所 ものづくりツアー」では、「サントリーシングルモルトウイスキー山崎」や希少な「モルトウイスキー原酒」「山崎ハイボール」をテイスティング。ツアー後には、「山崎オリジナルテイスティンググラス」を持ち帰ることができる。参加費は3,000円。
「山崎蒸溜所 ものづくりツアー プレステージ」では、プレステージツアーでしか立ち寄れない製造エリアや実際のつくり手の作業の様子の見学。山崎蒸溜所ならではのものづくりへのこだわりをじっくりと学ぶことができるほか、テイスティングでは「山崎12年」や希少な「モルトウイスキー原酒」などを楽しむことができる。参加費は1万円。
※価格は全て税込み。