俳優の綱啓永が、11月21日よりTBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で放送される『恋愛のすゝめ』(毎週火曜24:58~25:28 ※放送日によって放送時間が異なる)で連続ドラマ単独初主演を務めることが11日、発表された。共演には、本田響矢、一ノ瀬ワタル、若林時英、ひょっこりはんが決定した。
本作は、人生を勉強に捧げてきた超エリートメガネ男子たちが、人生を懸けて校則で禁止された「恋愛」に挑む“大袈裟・大真面目ラブコメディ。
勉学だけに邁進すべきと教えられ、娯楽の類は一切禁止、特に恋愛行為は最大の禁忌とされ、発覚したら即刻退学という厳格な名門進学校「開明学院」で育ち、人生の全てを勉強に捧げてきた主人公の鳳啓介(おおとり・けいすけ)。そんな彼が、偶然出会った女性に生まれて初めての恋をしてしまい、厳しい校則に背き、人生を懸けて「恋愛」という最大の難問に挑む。
主人公の鳳啓介を演じるのは綱啓永。2017年に開催された「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞した後、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(2019~2020年/テレビ朝日)で注目を浴び、2022年放送の『君の花になる』(TBS)ではボーイズグループ「8LOOM」のメンバーを演じ、音楽活動でも人気を集めた。連続ドラマで単独主演を務めるのは本作が初となる。
鳳は、「開明学院」の生徒会長であり、クイズ研究会の会長。このたび、クイズ研究会に所属する鳳の仲間たちを演じるキャストも発表された。
クイズ研究会の副会長で鳳の右腕であり親友・龍崎賢司役に本田響矢、大柄で強面だが、実は気弱で泣き虫の虎松草太役に一ノ瀬ワタル、家が超お金持ちで人生でお釣りを受け取ったことがないという獅子丸公平役に若林時英、データ分析が得意で寡黙な男だが、実は恋愛に興味津々という亀岡忍役にひょっこりはんが決定した。
キャストとプロデューサーがコメントを寄せた。
■綱啓永
この作品の出演が決まったときは、すごくうれしかったです。どの作品でも出演が決まるたびに毎度ありがたいなという気持ちでいっぱいなのですが、特に今回は単独初主演ということで、すごく気合が入っています。決まった瞬間から毎晩「どうしよう! 頑張らないと」という不安とプレッシャーが襲ってきますが、今はそれよりも撮影に向けて楽しみの方が大きいです。
今回僕が演じる鳳啓介は、一言で言うと“超超超エリート高校生”です。超天才たちが集まる高校の生徒会長、そしてクイズ研究会の会長をしていて、すごく真面目でこれまで勉強しかしてこなかった高校生。そんな鳳くんが“恋愛”というものを見つけてしまい、その超難問に挑んでいきます。
最初に監督さんや、スタッフのみなさんと話した時点から、今回は今までの綱とは全く違う姿をお見せできると確信していますので、ぜひ放送をご覧いただきたいです!
■本田響矢
僕が演じる龍崎は真面目で頭が良いエリート男子高校生です。初めてエリート高校生を演じさせていただくのですごく楽しみです。
龍崎は内に熱いものを持っている男です。父親が自分の通う高校の校長であるという背景から、小さい頃からずっと勉強しかせずに真面目に生きてきた人間です。そんな実直な龍崎の姿を映像で見たときにみなさんに感じ取っていただけたらうれしいです。負けず嫌いで真面目なところは自分とも近いと思います。
共演者のみなさんも個性が光っている方が多いので面白い映像になると思いますし、撮影がとても楽しみです。男子しかいない高校で、胸が熱くなる瞬間もあるような素敵な恋愛コメディになっていると思います。ぜひご覧ください!
■一ノ瀬ワタル
これまで学ランを着る役はたくさん演じてきましたが、ヤンキーじゃない高校生を演じるのは初めてなので楽しみです。しかもラブコメですからね。一つ節目というか夢が叶ったというか・・・。ありがとうございますって感じです(笑)。
それに、こうやって学園ドラマでまた一緒に青春時代を過ごせる仲間ができるというのは、本当に今から楽しみです。クイズ研究会5人の仲の良さをみなさんにお見せできるくらい、仲良くなれたらいいなと思います。ぜひ放送をお楽しみに!
■若林時英
僕が演じる役は、獅子丸公平という超がつくほどのお金持ちの息子で、余裕があって頭も良く、気品もあります。僕自身は古着でボロボロの穴があいたスウェットを着たり、クイズも答えられた経験が人生であったかなと思うくらいなので、この役を僕が演じても大丈夫なのかなとちょっと思っています(笑)。
この作品では、勉学に長けたクイズを愛する高校生たちが、無知な恋愛に対して飛び込んでいく姿が描かれています。遠回しなセリフにも答えがあるので、逆に視聴者の方々に伝わりやすいメッセージが込められていると思います。ぜひ毎週ご覧ください。よろしくお願いします!
■ひょっこりはん
今までワンポイントでドラマに出ることが多かったので、今回レギュラーで出演させてもらうのが初めてで、びっくりしました。
僕が演じる亀岡は、物静かで分析が得意という理論的で頼もしそうな役なのですが、どこかまぬけだったりヘタレな部分が見えたり、人間味のあるところが魅力的だと思います。自分とは性格は逆ですが、恋愛を語るところは似ているかもしれないです。経験もあまりないのに知ったかぶりをするところは、自分を見ているような感じがしました。恋愛をしてこなかったキャラクターたちが奮闘する姿を、視聴者の方には愛してもらいたいです。お楽しみに!
■伊東祥宏(企画・プロデューサー)
非常に個性的なキャストの皆様に集まっていただきました。
主演の綱啓永さんは、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで泣いている姿を見て、内に秘めた情熱を感じ、キャスティングさせていただきました。鳳啓介は、とにかくまっすぐで熱い漢なので、ピッタリだと感じています。本田響矢さんは、一度お芝居を見させていただいて、龍崎のクールさと情熱の両方を表現できる方だと思い、今回お願いしました。一ノ瀬ワタルさんは今回ヒロイン枠なのですが、うさぎを飼っているという可愛さのある方なので、ぴったりだと思っています。若林時英さんは、この個性的なキャストをうまくまとめあげるお芝居のできる方だという印象です。ひょっこりはんさんは、お芝居の素質のすごくある方で、今後は役者として活躍される方だと思っております。
また脚本を担当するお二人も見どころだと思います。まず一人目は、演劇界で大活躍されている中屋敷法仁さんです。今回、本格的な映像は初挑戦ということで、そちらも楽しみにしていただけたらと思います。中屋敷さんと共に脚本を書いてくださっている宮本武史さんは『バイプレイヤーズ』を書かれていた方で、コメディの心得がとてもある方です。お二人の化学反応も楽しんでいただきたいです。
勉強しかしてこなかった学生たちが、恋愛という難問に挑戦します。そして彼らの挑戦は、学校中を巻き込む大騒動へと発展していきます。バカバカしくも、ほんのり感動できる作品になっておりますので、ぜひお楽しみください。
■岩崎愛奈(プロデューサー)
私、わりと真面目に生きてきた方だと思うのですが、台本を作りながらこの世界にどっぷり浸かるうちに、頭のネジが飛びました。脚本家の中屋敷さんと宮本さんが作り上げてくださったぶっ飛んだ世界観と、全力で恋をする主人公の姿にすっかり感化され、いつのまにか真面目リミッターは破壊され、思う存分全力で真剣にふざけさせていただきました。主演の綱さんをはじめ、本田さん、一ノ瀬さん、若林さん、ひょっこりはんさんという特濃なメンバーでこの世界を一緒に作っていけることに心からワクワクしています。こんなにも熱くてクレイジーなドラマに出会えるのは人生で最初で最後かもしれない、と思いながら全身全霊をかけて作っています。恋をすれば、誰もがカッコ良くスマートにはいられないもの。みっともなくて情けなくて、でもそんな姿が愛おしいから、「恋愛」はドラマになるのだと思います。賢いのにおバカで真っ直ぐな彼らが、大真面目に大袈裟に「恋愛」に取り組む愛おしい姿を、ぜひ楽しんでください!
(C)『恋愛のすゝめ』製作委員会