日本人にとって国民的なファストフードと言っても過言ではない「マクドナルド」。筆者も大好きなのですが、渡米するにあたり周囲の友人から「アメリカのバーガーは日本の3倍ぐらいの大きさなんでしょ?」「なんでもビッグサイズなの?」「高価格なんでしょ」など、色々なウワサを耳にしました。

「本当のところはどうなの?」とさまざまなギモンを調査すべく、アメリカ・サンフランシスコのマクドナルドに行ってきたので紹介します。

  • マクドナルドへ行ってきました

■注文方法は?

筆者が訪れたのは、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコのショッピングモール、ストーンズタウン内にある店舗です。

筆者がアメリカのマクドナルドに来るのは、これで10回目。いくつかの店舗を訪れていますが、注文のシステムなどはどの店舗も同じです。カウンターで直接注文するのが主流の日本とは違って、アメリカはどの店舗も基本的には大きなタッチパネルから注文をします。

  • こちらの店舗には4台のタッチパネルが設置されている

カウンターで直接注文するのって緊張しませんか? ましてや異国の地となると、筆者はいつもカタコト英語での注文……。商品が手元に届くまで正しく伝わっているのか不安になります。ですが、タッチパネルを利用すれば、言葉の壁があったとしてもスムーズに注文できて非常に便利。

それに「やっぱりこの注文やめる〜」なんて時も、タッチパネルなら簡単に変更できるので、自分のペースでオーダーできるのも良いですね。

  • ハンバーガーの写真を見ながら自分のペースで選ぶことができる

■メニューや価格は?

アメリカのマクドナルドでは、約15種類のバーガー(朝マックを除く)からメニューを選ぶことができます。ちなみに、日本の定番「てりやきマックバーガー」はアメリカにはありません。

続いて、お値段の比較をしてみると、日本でもおなじみの「ハンバーガー ハッピーセット」(アメリカでは「Hamburger Happy Meal」)は5.19ドル。日本円にすると753円(1ドル=145円で計算)ですから、日本価格の約490円と比較すると驚きの値段ですよね。

ほかにも、日本では約400円の単品「ダブルチーズバーガー」が、アメリカでは4.19ドル(約608円)、約450円の単品「ビッグマック」は、6.29ドル(約915円)と、約1.5倍以上の価格帯で販売されていました。た、た、高い〜。

では、ほかにどんな違いがあるのだろうか。ということで、注文してみたものをご紹介します。

  • 注文した商品

今回、注文したのは、「ハッピーセット」と「クォーターパウンダーセット」です。

まず、セットのドリンクは自分で入れるシステムなので、空のカップを手に入れたら好きな飲み物をセレクト。ドリンクを入れて準備ができたら、まずはハッピーセットから見ていきましょう。

  • ドリンクを入れる

■ハッピーセットには意外なデザートが付いてくる!

日本との大きな違いは「りんご」がセットに必ずついてくるということ! バーガーやナゲット、ポテトのほかにデザートのりんごが付いているので、子どもたちの満足度も高めです。

気になるハッピーセットのハンバーガーの大きさですが、見た目からしてビックサイズ!?ではなく、日本とほぼほぼ同じぐらい。ただ、ドリンクSのサイズが日本のSサイズに比べると大きいなと感じます。

  • ハンバーガー ハッピーセット

ちなみに、ハッピーセットのナゲットは、日本のようにBOXには入っておらず、紙袋の中に4個入っていて、オプションで6個にもできます。日本だとナゲットは5個なので、数が違うところもポイント。気になるナゲットのサイズは、見たかぎり日本と大差ない大きさです。

  • ナゲット ハッピーセット

■バーガーが日本の3倍サイズってホント!?

続いては、バーガー。アメリカで人気メニューといえば「クォーターパウンダー」シリーズです! 日本でも好評だったそうですが、惜しまれつつ販売が終了してしまったのだとか。ですが、アメリカでは定番商品として販売されているので、今回注文をしてみました。

価格はクォーターパウンダーハンバーガーが6.29ドル(912円)、チーズデラックスにすると7.19ドル(1,042円)。日本の価格に慣れた筆者からするとその値段に毎回びっくりしてしまいます。

ですが、せっかくなので、チーズデラックスのクォーターパウンダーを注文。肉厚のパテと一緒にたっぷりのレタスとトマトがサンドされています。気になるサイズですが、3倍でもなければ、人の顔よりでかいと言えるほどではなく……女性の筆者でもペロッと食べることができました。

  • クォーターパウンダー チーズデラックス(Lサイズのセットにすると価格は13.42ドル)

■ポテトやドリンクのサイズは?

そうなると、どこから「アメリカのマックはサイズが大きい」のウワサが出てきたのか気になりますよね。ということで、ポテトとドリンクのサイズも比較してみました。それぞれS・M・Lを購入。

  • ポテトの3サイズ比較

正直なところ、ポテトは日本と比べて大差ないように感じます。ですが、ドリンクの大きさはというと……、ラージサイズ(Lサイズ)の大きいこと大きいこと! 容器に9割ほど入れると日本のLサイズは550mlほどでしたが、なんとアメリカのLサイズ(ラージ)は800mlも入りました。氷なしで満タンに入れてしまえば、850mlは余裕で入ります。おぉ〜、これはビッグと言っていいでしょう。

個人的にLサイズを飲んだらおなかタポタポ。日本のサイズに慣れていると大きすぎるかもしれません。

  • ドリンクの3サイズ比較

このドリンクが巨大であるがゆえに、アメリカのマクドナルドに来ると、「これは大きい〜〜!!」という感想になるのかもしれません。

みなさんもアメリカにお越しの際は、この巨大サイズのドリンクに挑戦してみてはいかがでしょう。そのほか、日本では発売されていないバーガーもあるので、あなたなりにアメリカのマクドナルドをエンジョイしてみてください!