鹿島臨海鉄道は、10月21・22日に茨城県立カシマサッカースタジアム周辺で開催される「第30回鹿嶋まつり」に合わせ、鹿島サッカースタジアム駅を臨時開設するとともに、10月22日に鹿島臨港線(貨物線)への臨時旅客運行を実施すると発表した。
鹿島サッカースタジアム駅は県立カシマサッカースタジアムへの最寄り駅となっており、原則としてJリーグの試合等が開催される日のみ営業。鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線と鹿島臨港線、JR鹿島線が接続する位置にある駅だが、通常、旅客列車はすべて同駅を通過し、大洗鹿島線からJR鹿島線へ乗り入れ、鹿島神宮駅まで運転される。鹿島臨港線は貨物輸送のみ扱うため、旅客列車は運行されない。
「第30回鹿嶋まつり」は県立カシマサッカースタジアムおよびカシマスポーツセンターの周辺にて、10月21・22日の9時30分から16時まで開催予定。これに合わせて鹿島サッカースタジアム駅が臨時開設され、上り(水戸方面)は8時44分から17時15分までの8本、下り(鹿島神宮方面)は9時6分から17時37分までの8本が同駅に停車する。
10月22日に行われる鹿島臨港線の臨時旅客運行は、鹿島サッカースタジアム駅から神栖駅まで2往復を設定。1本目の列車は鹿島サッカースタジアム駅10時55分発・11時37分着(神栖駅11時11分着・11時21分発)、2本目の列車はは鹿島サッカースタジアム駅14時20分発・15時2分着(神栖駅14時36分着・神栖駅14時46分発)で運転される。いずれも神栖駅で途中下車はできず、列車に乗車したまま鹿島サッカースタジアム~神栖間を往復することになる。
乗車券は鹿島サッカースタジアム駅で発売。1本目は10時、2本目は13時30分から販売開始し、往復券のみ大人500人・小人250円で販売(購入は1人2枚まで)される。鹿島臨海鉄道の8000形を使用し、2両編成で運転されるが、8000形はトイレを設置していない車両のため、「トイレにつきましては、事前にお済ませいただきますよう、ご理解、ご協力をお願いします」としている。