ウェルネス総合研究所は10月6日、夢に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は8月4日~6日、調査対象は10~60代の個人(睡眠障害の恐れがある人、睡眠課題の治療のため病院やクリニックを受診している人を除く)、有効回答は1,200人。

  • 夢を見る頻度(全世代)

まず、夢を見る頻度を調べると、「毎日」が12%、「週に数回程度」が30%と、計4割以上が週に1回以上夢を見ていると回答。世代別に見ても、全世代において、週に1回以上夢を見ている人が約4割いることがわかった。

  • 夢を見る頻度(世代別)

次に、最近見た夢の内容を尋ねると、「芸能人が出てきた」「亡くなった祖父が出てきた」「推しとキャッキャした」「バンジージャンプにチャレンジする場面」「大学で留年する夢」「化け物に追いかけられる夢」「大谷翔平選手と話す夢」など、ユニークな回答が多数寄せられた。

同調査では「レム睡眠とノンレム睡眠の両方で夢を見るが、レム睡眠中に見た夢は鮮明で記憶に残りやすいと言われています。もしかするとレム睡眠時に見ている夢なのかもしれません」と推測している。

続いて、「睡眠の質を高めるためにはレム睡眠よりも深睡眠を多くとることが重要である」と答えた人は64.7%に上り、半数以上がレム睡眠の重要性を理解していないことが浮き彫りになったという。

同調査では「脳のリフレッシュ効果など様々な研究が進むレム睡眠も十分に確保し、レム睡眠とノンレム睡眠を十分に確保することが、質の高い睡眠の条件です。こうしたことを理解することが、現代人の睡眠改善には重要かもしれません」と指摘している。