日本海に面した石川県は海鮮の宝庫。普段の暮らしではなかなか出会えないような絶品グルメは、想像するだけでお腹が減ってきますね。

そこで今回、マイナビニュース会員に「石川県のおすすめグルメは?」というアンケートを実施し、結果をランキングにまとめました。果たして1位に輝いたのは?

石川県のおすすめグルメランキング

  • 石川県の代表的なグルメランキング

    石川県のおすすめグルメランキングを紹介

マイナビニュース会員に「石川県を代表するグルメといえば?」を聞いたところ、ランキングは以下のようになりました。

  • 1位:ノドグロ(21.7%)
  • 2位:かに(19.2%)
  • 3位:白えび(9.0%)
  • 3位:ほたるいか(9.0%)
  • 5位:金沢カレー(7.7%)
  • 6位:金沢寿司(5.9%)
  • 7位:ぶり(5.0%)
  • 8位:加賀野菜(4.3%)
  • 8位:金沢おでん(4.3%)
  • 10位:能登和牛(3.4%)
  • 11位:能登牡蠣(1.5%)
  • 12位:加賀棒茶(1.2%)
  • 12位:加賀麩(1.2%)
  • 14位:能登塩(0.9%)
  • 15位:甘酒(0.3%)

ここからは、ランキング順におすすめポイントと寄せられたコメントをご紹介します。

1位 ノドグロ(21.7%)

石川県のおすすめグルメランキング、1位となったのは「ノドグロ」でした。

  • のどぐろ

    ノドグロが1位

ノドグロとは、口の中がのど付近まで黒い魚のこと。一般的に「アカムツ」を指します。「西のアカムツ、東のキンキ」と称されるように、ノドグロはとくに関西で知名度が高く、高級魚とされています。石川県金沢市周辺にはノドグロを扱うお店が多くあるのだとか。刺身はもちろん、煮付けや干物などでは脂の甘みを堪能できます。

おすすめの理由

「ノドグロは最高。刺身はうますぎる」(70歳男性)
「絶品で、一度食べるとやみつきになると思います」(29歳男性)
「ノドグロのおいしさにびっくりしたから」(50歳男性)
「脂がのっていて、刺身はもちろん、お寿司や塩焼きなどでもおいしく頂きました」(67歳男性)
「おいしい魚がたくさんあるなか、群を抜いておいしいと思う」(44歳男性)
「近江町市場はもちろん、駅近にある回転寿司でも脂ののったノドグロが食べられるから」(52歳男性)
「近江町市場でノドグロを食べておいしかったから」(47歳男性)
「ノドグロと日本酒の組み合わせは最高です」(61歳男性)
「脂がのってとてもおいしいから」(51歳男性)

2位 かに(19.2%)

石川県のグルメといえば、「カニ」も外せません。脚の長いズワイガニが名産で、オスの「加能(かのう)ガニ」やメスの「香箱(こうばこ)ガニ」は石川県を代表するブランドガニ。年の瀬になると近江町市場はまっ赤なかにの色に染まります。刺身や鍋、焼きがに、かに汁など、バラエティ豊かなかに料理を味わうことができます。

おすすめの理由

「冬場のかに料理は本当においしく、何度でも食べに行きたくなります」(76歳男性)
「食べても食べても出てくる、旅館のかにづくし料理が忘れられません。カニを堪能するとはこういうことかと大満足しました」(61歳男性)
「カニのしゃぶしゃぶ、かにすき、かにの刺身が最高においしい」(70歳男性)
「身が引き締まっていて、とてもおいしかったので」(57歳男性)
「福井や金沢のかにはうまいです」(50歳男性)
「日本海の荒波で育ったかには、身がしっかり詰まっていてとてもおいしかった」(53歳男性)
「ズワイガニの味噌は絶品で、食べたあとの甲羅に熱燗を入れて飲む甲羅酒もおいしいです」(55歳男性)

3位 白えび(9.0%)

石川県でノドグロやかにと並んで注目される味覚が、「白えび」。「富山湾の宝石」という別名をもち、白えびのむき身は高級食材として寿司ネタなどに使われています。ねっとりとして濃厚な甘みが自慢。かき揚げや釜揚げなどにも使われますが、お土産用に白えびのせんべいなども売られています。

おすすめの理由

「金沢(石川県下)でしか、良質な白えびは食べられないと思う」(60歳男性)
「北陸地方全体で有名なイメージ」(58歳男性)
「新鮮な生の白えびはこの地域でしか食べられず、透き通った身は美しくおいしい」(46歳男性)
「名物でもあるし、新鮮でおいしいから」(54歳男性)
「白えびが一番おいしかったから」(40歳男性)

3位 ほたるいか(9.0%)

「ほたるいか」も3位に入りました。胴の長さが7センチほどの青い光を放ついか。春から夏にかけての産卵期に行われる漁では、海面に漂う青い光が神秘的で、観光の対象にもなっています。コリコリとした食感が特徴で、酢みそでいただくと絶品。

おすすめの理由

「ほたるいかの刺身がおいしかった。また食べたい」(55歳男性)
「食感が良くて、とてもおいしいので」(53歳男性)
「金沢というよりは富山が名産のような気もするが、北陸を代表するものとしておすすめ」(59歳男性)
「金沢といえばほたるいかが有名なので、行ったら食べるべきだと思います」(47歳男性)
「旬のほたるいかは刺身で食べて、味も良く絶品。煮込んでも、天ぷら、素干しでもおいしい。釣りでも楽しんでいます」(35歳男性)

5位 金沢カレー(7.7%)

石川県のおすすめグルメランキング、5位は「金沢カレー」でした。

  • 金沢カレー

    全国的に有名な金沢カレー

2000年以降、ブームとなった金沢カレー。明確な定義はないようですが、濃厚でドロッとしたルウ、舟の形をしたステンレス製の器、ルウの上にカツ、さらにソースがかかっている、などが共通する特徴のようです。

おすすめの理由

「学生時代によく食べていた『チャンピオンカレー』がとても印象に残っているから」(59歳男性)
「メディアでもよく紹介されていて、おいしそうだから。一度食べてみたい」(63産男性)
「チェーン店が全国展開されてから認知度が上がったと思う」(57歳男性)
「バリエーションが豊か。ボリュームの割に安くておいしいから」(42歳男性)
「金沢カレーは付け合わせにキャベツのせん切りがのっていたり、フォークで食べたりと個性的」(58歳男性)
「銀色の食器で、フォークでいただく。キャベツがトッピングされているので鮮やか。カツやソーセージ、そしてエビフライなどトッピングがバラエティ豊か。『チャンピオンカレー』が有名」(46歳男性)
「海鮮は意識しなくても食べると思うが、金沢カレーはうっかり食べ逃してしまいそう」(33歳男性)

6位 金沢寿司(5.9%)

石川県は、一世帯当たりの寿司への支出金額が全国上位。そのため回転寿司から高級寿司店まで、多くの寿司店がしのぎを削っています。ネタも北陸ならではのノドグロ、ほたるいか、白えびなどが並び、多くの観光客が虜に。

おすすめの理由

「現地以外ではなかなか食べられないネタが多い」(56歳男性)
「金沢の寿司には、東京の名店でもかなわないものがあると思う」(66歳男性)
「新鮮な魚介のイメージがあるから」(40歳男性)
「回転寿司にも新鮮でおいしい店があるから」(41歳男性)
「都会で食べる寿司よりうまいと思う」(47歳男性)

7位 ぶり(5.0%)

石川県で、古くから食べられてきた伝統食材のひとつが「ぶり」。出世魚で縁起がよいため、県内では嫁の実家から嫁ぎ先へのお歳暮として贈られたり、11月ごろのぶり漁解禁のころの雷を「ぶりおこし」と呼んだりするほど、生活に密着しています。旬のぶりは脂が大いにのっており、甘みもしっかり。刺身のほか、ぶり大根なども定番です。

おすすめの理由

「昔、観光で行ったときのぶりの照り焼きがおいしかったから」(53歳男性)
「道の駅で食べたぶり定食がとてもおいしかったから」(50歳男性)
「市場でぶり大根を食べたがおいしかった」(63歳男性)
「脂がのっていておいしいから」(40歳男性)

8位 加賀野菜(4.3%)

「加賀野菜」とは、石川県の伝統野菜のことをいいます。昭和20年以前から栽培されている野菜で、金沢せり、加賀太きゅうり、加賀つるまめなど、現在15品目が認定されています。石川県の寿司店では、金沢の寿司とともに加賀野菜の天ぷらなどが提供されていることも。

おすすめの理由

「取り寄せを頼んだことがあるが、とてもおいしかったから」(39歳男性)

8位 金沢おでん(4.3%)

  • 金沢おでん

    金沢おでんは特徴的!!

「金沢おでん」の特徴は、その名の通り金沢の食材を使ったおでん種ということ。「カニ面」と呼ばれるかに味噌入りのおでん種や、車麩、加賀野菜のひとつ源助大根などがその例です。寿司だけでなく、温かい料理からも金沢らしさを味わうことができます。

おすすめの理由

「実際に食べておいしかった。ちょっと甘めだったような。また食べたい」(53歳男性)
「金沢でしか食べられないおでんの具があり、一般的に冬のイメージがあるおでんを一年中食べられるのがうれしい。金沢に来ているという実感がわく」(61歳男性)
「種類が多くおいしいです。とくに麩のおでん種はめずらしい」(60歳男性)
「他にはない具がたくさんある」(68歳男性)

10位 能登和牛(3.4%)

石川県のおすすめグルメランキング、10位は「能登和牛」でした。能登牛は石川県のブランド牛。きめが細かく、上品な脂の風味が楽しめると定評があります。お店で味わうのはもちろん、カレーや牛そぼろ、肉みそなどの加工品をお土産にして家で楽しんでも。

おすすめの理由

「知名度はあまりないかもしれないが、おいしかった」(47歳男性)
「味がとてもしっかりしていておいしいから」(30歳男性)
「一度食べたことがあるが、なかなかおいしかった」(57歳男性)

11位 能登牡蠣(1.5%)

世界農業遺産に認定されている「能登の里山里海」。この大切に守られた穏やかな湾で養殖されているのが、「能登牡蠣」です。えさとなるプランクトンが豊富なため、ここで育つ牡蠣はぷっくりとして味わい濃厚。直売所で楽しめる焼き牡蠣は、旅ならではの醍醐味です。

おすすめの理由

「もともと牡蠣が大好きだから」(39歳男性)
「すごくおいしかったので、印象に残っている」(46歳男性)

12位 加賀棒茶(1.2%)

  • 加賀棒茶

    加賀棒茶ご存じですか?

石川県で広く飲まれている「棒茶」とは、お茶の茎の部分だけを焙煎したほうじ茶のこと。ほうじ茶には通常、二番茶や三番茶が使われますが、棒茶には一番茶が使われるため、澄みきった上品な味わいが特徴です。天皇に献上されたこともあるという格式高い加賀棒茶、味わってみたいですね。

12位 加賀麩(1.2%)

石川県では料理に麩を使うことが多く、その種類もすだれ麩、車麩、生麩などさまざま。石川県を代表する郷土料理「治部煮(じぶに)」にも麩が入っており、ほかに生麩まんじゅうやお椀に彩りを添える彩り麩なども有名です。

14位 能登塩(0.9%)

「能登塩」といえば、海沿いで行われる塩作りの光景が有名。職人がくんできた海水を、砂地に手桶を使ってまいて天日に干し、砂に付いた塩を取り出して釜で炊き上げて作ります。塩かどがなく、料理に使いやすいまろやかな風味が特徴。

おすすめの理由

「能登半島へ行ったときにお土産として買いました」(56歳男性)

15位 甘酒(0.3%)

日本酒はもちろん、霊峰白山からの名水と米を仕込んで作られる甘酒も、石川県で楽しみたいもののひとつ。まったり、まろやかな甘みの甘酒からは、石川県の豊かな自然を感じられます。

石川県で味わいたいグルメは、やっぱり海鮮!

石川県のおすすめグルメをランキングでご紹介しました。1位「ノドグロ」、2位「カニ」、3位「白えび」という結果に。北陸ならではの魅力的な海鮮が上位を占めました。

全国屈指の寿司好きの県としても知られる石川県。地元密着の回転寿司店で味わえる新鮮なネタは、多くの人を魅了しています。加賀野菜が使われる「金沢おでん」も、知る人ぞ知る絶品グルメ。一年を通して食べられるそうなのでこちらも要チェックです。

石川県への旅行を考えている方は、今回のランキングをぜひ参考にしてくださいね。

調査時期: 2023年6月14日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計520人(男性: 394人、女性: 126人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート