俳優の草なぎ剛が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語’23 秋の特別編』(11月11日21:00~)で主演を務めることが9日、明らかになった。『世にも奇妙な物語』では11年ぶり3回目の主演となる。
草なぎ剛が主演するエピソードは、『永遠のふたり』。研究所の助手・坂本一(草なぎ)は教授を殺害した疑いをかけられ、研究所に立てこもってしまう。無実を訴える坂本をよそに、警察は研究室への突入することを踏み切る。坂本は警察の動きに気づくと、とあるボタンの前に立つ。意を決してボタンを押す坂本。すると、世界は一変し……。
坂本が立てこもる研究所で警察の指揮をとる警部・二宮康孝役で江口洋介が出演。そして脚本・演出を、草なぎが主演を務めたドラマ『僕の生きる道』『僕の歩く道』、映画『僕と妻の1778の物語』の通称“僕シリーズ”3作品を手掛け、『世にも奇妙な物語』シリーズで30本以上の作品を作り出してきた星護氏が担当する。
コメントは以下の通り。
■草なぎ剛 コメント
――出演が決まった時の率直な感想
「『世にも奇妙な物語』は久しぶりでしたので、出演が決まって本当にうれしかったです!星監督ということで個人的に思い入れのある監督さんだったので、また一緒に仕事できるのが楽しみだなと思いました」
――台本を読まれた時の感想
「星監督の頭の中の世界が本当にすごいなと思いました。『世にも奇妙な物語』はさまざまなストーリーがありますが、その中でもすごく攻めている作品だと思います。演じている自分もどんな作品になるか、すごく楽しみです」
――ご自身の役を実際に演じてみていかがでしたか?
「星監督がこの作品に特別な気持ちをお持ちでしたので、僕も坂本一という人物に熱い思いをいれて演じました」
――番組を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ
「ストーリーテラーのタモリさんと共演、楽しみにご覧ください!」
■星護氏(脚本・演出)コメント
「“奇妙”は1990年の第1回から参加していますが、当時から思っていたのは“骨だけで面白いドラマをつくる”“ドラマの領域を超えたドラマをつくる”ということでした。それは新作ごとに冒険をするということ。その冒険に今回、主人公として旅立ってくれたのが、草なぎ剛さんです。草なぎさんは『いいひと。』では能天気の極み、『僕の生きる道』では死に瀕した男が感じる悲しみ、と再会するたびに驚くべき変化を見せてくれる人で、今回は“追い詰められた者の怒り”。ちなみにリアルな自撮りのカメラワークは草なぎさんが本当に自分で撮ったそのままです。そこに絶妙な絡みを見せてくれたのが江口洋介さんで、あのかっこいいイメージの江口さんが見せてくれるユーモア演技は、まさに至宝の一言。警部はいったいこの後どうするのだろうと、心くすぐる余韻を残すラストシーンとなりました」
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