マイナビは10月6日、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(9月)」の結果を発表した。調査期間は9月24日~30日、調査対象は2024年3月卒業見込みの全国の大学生・大学院生、有効回答は1,837人。
2024年卒業予定の大学生・大学院生の7月末時点での内々定率は前月比2.6ポイント増の86.5%、平均内々定保有者数は同0.1社増の2.6社。8月同様、ともに高い水準で推移している。
「入社何年目くらいまでに活躍したいか」を質問すると、「3年目」が最も多く46.1%(前年45.5%)。理由をみると、「仕事を覚えてなれるまでにそれくらいはかかると思うから」(82.9%)が最多で、次は「教育や研修にある程度時間をかけてもらいたいから」(38.0%)となった。
また「1年目(即戦力として活躍したい)」(9.9%)と答えた学生は、「早く仕事を任されたいと思うから」(47.6%)や「早く出世したいと考えているから」(38.9%)が多かったのに対し、「教育や研修にある程度時間をかけてもらいたいから」(3.8%)は特に少ない結果となった。
次に、就職活動で経験した挫折・失敗が、これまでの人生における挫折・失敗と比べてどの程度のショックだったか尋ねると、「人生の中で最もショックな挫折・失敗だったと思う」(6.8%)と「人生の中でも上位に入るショックな挫折・失敗だったと思う」(22.5%)の合計は約3割に上り、「就職活動中の挫折・失敗を人生においてもかなり大きな出来事として捉える学生が一定数いる」ことがわかった。
さらに、挫折・失敗が具体的に就職活動中のどの段階で経験したものか聞くと、最多は「1次・2次面接」(53.8%)。「面接という人柄を見られる場面で落とされる事がつらかった」との声も寄せられた。