俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場『下剋上球児』(10月15日スタート、毎週日曜21:00~)で、球児キャストが魅せる迫力満点の野球シーンをさらに彩るアニメーションをCloverWorksが制作することが8日、明らかになった。
鈴木が『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来約2年ぶり2度目の日曜劇場主演を務める本作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司を鈴木が演じる。
鈴木に加え、黒木華、井川遥、生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎、小日向文世ら、さらに、約半年間に及ぶオーディションを経て決定した12人の若手俳優たちが球児キャストとして出演が決定している。
甲子園出場者や野球強豪校出身者も参加した約半年に及ぶオーディションで、野球の実技テストも行い選ばれた球児キャストたちが魅せる本格的な野球シーンも見どころの一つ。その野球シーンをさらに迫力あるものにするため、野球シーンの一部をアニメーションで制作する。
そしてこのたび、そのアニメーションをCloverWorksが制作し、アニメーター・演出家の石浜真史氏が担当することが決定した。石浜氏は『進撃の巨人』や『BLEACH』、『SPY×FAMILY』など数々のヒットアニメで作画やオープニング&エンディングディレクターを担当し、『ホリミヤ』シリーズや『PERSONA5 theAnimation』では監督・演出を務めるなど幅広く活躍。特にオープニングやエンディングの絵コンテや演出は職人技とも称されており、高い映像センスが注目されている。
本作のチーフ監督である塚原あゆ子氏たっての希望で、実写では撮れない、アニメーションにしかできない様々な味わいを加えるべく今回の挑戦が決定。石浜氏が手掛ける映像はどんなものになるのか。そして、球児キャストたちが魅せる迫力あるプレーシーンとアニメーションがどのように融合するのか注目だ。
石浜氏は「塚原監督の『アニメでしか表現できないエモさ』というワードに感動して是非にとお受けしました。最近、自分の映像制作の頂点にあるテーマが『エモさ』と気づいたばかりだったのでやりがいは凄まじいのですが、初めての経験なので監督の手腕に頼りっきりです。頑張りますので新しい野球の見え方に期待してください」とコメントしている。
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