天藤製薬は、消化器内科の石井洋介医師監修のもと実施した「便秘薬に関する意識調査」の結果を10月4日に発表した。調査は2023年6月28日〜7月6日の期間、腸活アプリ「ウンログ」のユーザー2,139名を対象に行われた。
はじめに、便秘歴について尋ねると、最も回答が多かったのは「20年以上」で39.5%だった。次いで、「10年〜20年」(19.8%)、「5年〜10年」(12.1%)と続いた。
便秘薬の服薬経験については、78.2%が「YES(はい)」と回答。便秘対策として使われるお金「便通費」の平均は年間20,204円で、最大100万円と回答した人も。
続いて「便秘薬選びが難しいと感じる人(とても思う+そう思う)」は、全体の77.6%という結果に。
便秘薬の選び方が難しい理由として最も多い回答が「どの成分が自分にあっているかわからない」(74.3%)だった。次いで、「便秘薬を選ぶ上での基準がわからない」(44.0%)、「症状や原因がタイミングによってバラバラだから」(38.8%)と続いた。
一方で、99.5%の人が便秘薬に頼らずに改善したいと考えているようで、便秘薬を飲みたくない理由としては、「クセになって飲まないと効果が薄れそう」と回答した人が74.5%にのぼった。
また、便秘薬を選ぶ基準について尋ねると、1位は58.4%が回答した「おなかが痛くなりにくい」だった。2位には「クセになりにくいこと」(53.7%)、3位には「よく効くこと」(45.3%)がランクイン。極力体に負担が少ないものが選ばれる傾向にあった。