JR九州は、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の2024年4~8月出発分について、運行開始10周年を迎える10月15日から受付開始すると発表した。3泊4日コースは霧島コース、1泊2日コースは九州周遊コースで運行される。
JR九州企画分に関して、3泊4日の霧島コースは2024年4~8月に計8回運行。九州をぐるりと列車で巡り、焼き物、地酒、雄大な自然を体感する旅となる。唐臼(からうす)の音が響く大分・小鹿田焼の里や、400年以上にわたって育まれてきた薩摩・沈壽官(ちんじゅかん)窯での作り手との交流、霧島連山の麓に広がる豊かな自然と文化などを楽しむ。豊後大野の普光寺では、鎌倉時代に作られた日本最大級の磨崖仏(まがいぶつ)に並び、瞑想を体験する。
1泊2日コースは2024年4~8月に計7回運行。移ろいゆく九州の自然を車窓から望み、「ななつ星」で過ごす豊かさ、時の流れを感じる旅となる。車内を彩る大川組子の職人による話や、ウミガメの産卵地である脇本海岸の訪問なども組み込んだ。東シナ海の夕日を眺めながらの夕食も楽しめる。
JR九州企画・実施分の旅行代金(2名1室利用時)は、3泊4日霧島コースが1人125万円から、1泊2日九州周遊コースが65万円から。「ななつ星 in 九州」専用サイトにて、10月15日から11月14日まで申込みを受け付ける。
なお、「ななつ星 in 九州」運行開始10周年を記念し、10月14日に博多駅6番のりばで記念出発式を開催。9時50分の発車に合わせ、博多駅長が合図を行い、来駅者による「出発の鐘」も予定している。出発式の時間帯、博多駅ホームの一部を「ななつ星 in 九州」仕様の特別装飾とする。
10周年記念「ななつ星 in 九州」オフィシャルグッズも特別販売。10月14日は博多駅3階改札内「ななつ星」専用スペース、10月15日は博多駅1階中央コンコース前スペースにて、両日とも10時30分から16時まで販売される。