レバテックが運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント「レバテック」は10月3日、「副業を行うIT人材の実態編」の結果を発表した。同調査は2023年7月4日~7月6日の期間、副業を行っているIT人材500人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、副業案件における作業頻度を尋ねると、「週2~3日」(35.8%)が最も多い結果となった。1週間あたりの合計作業時間は「5時間以上10時間未満」(24%)と回答した人が最も多く、次いで「1時間以上3時間未満」(22.2%)、「3時間以上5時間未満」(20.4%)が続いた。本業への影響や支障が出ないよう、日数や時間を調整しながら作業をしている人が多いことがわかる。
メインの副業案件獲得手段について聞くと、「知人経由」が44%で最多に。次いで「エージェント経由」(34.4%)が上位となった。知り合いに直接声をかけられたことをきっかけに副業業務を開始するケースと、エージェントやクラウドソーシングのプラットフォームに登録し、能動的に副業案件を探すケースに分かれていることが明らかになった。
IT人材が副業を行う目的について問うと、1位は「収入アップのため」(59.2%)だった。また、「スキルアップ・ステップアップ」(20.6%)、「趣味」(10.8%)といった回答も上位に入った。
副業での月収は「5万円未満」が32.6%で最も多い結果となったが、月に10万円以上の収入を得ている人も約半数ほどいることがわかった。
副業を行うIT人材の理想の年収について、20.2%の人が「600万以上800万未満」と回答した。現年収との比較では、ほとんどの年収帯において、半数以上の人が現在よりも年収を上げていきたいと考えていることがわかる。
副業先から理不尽な要求を受けた(トラブルを経験した)ことがあるか尋ねると、46.8%が「ある」と回答した。具体的なトラブルの内容は「業務の内容・範囲の変更」(41%)が最も多く、次いで「契約期間の短縮や破棄、報酬の減額」(36.8%)、「報酬の支払遅延や未払い」(32.1%)が続いた。