天藤製薬は10月4日、「便秘薬に関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月28日〜7月6日、腸活アプリ「ウンログ」を利用する 20代~60代の男女2,139名を対象にインターネットで行われた。
日常で感じるストレスについて、それぞれ最高を10点として答えてもらったところ、「仕事・家事」(6.6点)や「家計」(6.1点)、「失恋」(5.4%)などを抑えて、「便秘が長く続く」(7.2点)がトップに。
便秘歴を聞くと、便秘に悩まされている人の多くは症状が慢性化しており、約4割が「20年以上」(39.5%)。「10年〜20年」(19.8%)も合わせると、6割近くの人が便秘歴10年以上であることがわかった。
次に、便秘薬の服用経験を聞いたところ、78.2%が「経験がある」と回答。便秘対策に、年間どのくらいの金額を使用しているのかを聞くと、平均で2万204円、最大で100万円という結果に。
また、「便秘薬の選び方が難しいと感じたことがありますか?」と質問したところ、77.6%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答。理由を聞くと、「どの成分が自分にあっているか分からない」(74.3%)、「便秘薬を選ぶ上での基準がわからない」(44.0%)、次いで「症状や原因がタイミングによってバラバラだから」(38.8%)が上位となった。
さらに、「便秘薬に頼らず便秘を改善したいと思いますか?」と尋ねると、実に99.5%もの人が「とてもそう思う」「そう思う」と回答し、理由として、「クセになって飲まないと効果が薄れそう」(74.5%)、「急におなかが痛くなりそう」(48.5%)、「飲みすぎると下痢になってしまうから」(26.1%)が上位にあがった。
次に、便秘薬を選ぶ基準を教えてもらったところ、「お腹が痛くなりにくいこと」(58.4%)、「クセになりにくいこと」(53.7%)など、極力体に負担が少ないものが選ばれる傾向に。
また、緩下剤(非刺激性下剤)を使用している人に「服用量の調整をしているか?」と聞いたところ、約9割が「意識している」(60.5%)、「どちらかといえば意識している」(29.8%)と回答。しかし一方で、意識していても79.6%もの人が「服用量のトラブルがあった」と回答しており、具体的には「飲みすぎて下痢になってしまう」(69.8%)、「スッキリとうんちがでない」(48.9%)、「うんちが出ない」(40.9%)、「ウンチが硬いままでてしまった」(30.2%)、「飲みすぎると体調が悪くなる」(16.4%)といったトラブルがあることがわかった。