パナソニックは9月29日、「エオリア」が実施した「2023年 冬の節電に関する実態調査」の結果とともに、パナソニック エアーマイスターが解説する「冬のエアコン節電術 おすすめランキング TOP3 & 6選」を公開した。調査は9月7日〜11日、20代〜60代の男女550人を対象に行われた。
まず、今年の夏に電気代が昨年と比べて増加したか聞いたところ、49%が「増えた」と回答。値上げ額については、「2000円〜5000円未満」が40%で最多となった。「1万円以上」という回答も13%見られた。
電気料金の値上げの負担については、45%が「強く感じる」、35%が「やや感じる」と回答しており、合わせて80%が値上げ負担を感じている事が明らかとなった。
さらに、電気代のみならず、食品・日用品などといった各種値上げへの不安についても58%が「強く感じる」、35%が「やや感じる」と9割以上が感じていることが分かった。
今年の冬は節電のため、暖房の利用を我慢しようと思うか聞いてみると、15%が「強く思う」、39%が「やや思う」と回答した。昨年のエアコン利用状況についても尋ねたところ、「かなりガマンした」が10%、「ややガマンした」が35%だった。
「冬のエアコン節電術」おすすめは?
パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが「冬のエアコン節電術 おすすめランキング TOP3 & 6選」についても解説。
冬のエアコン節電術 おすすめランキングは、1位「エアコンの掃除をこまめに行う」、2位「設定温度を上げすぎない」、3位「風量は自動に設定する」となった。
冬のエアコン節電術は、「エアコンの掃除をこまめに行う」「設定温度は上げすぎない」「風量は自動に設定する」「窓の遮熱対策をする」「サーキュレーターを併用する」「室外機の周辺を掃除」の6つ。
室内の熱は、窓からの出入りが最も多いため、断熱シートや断熱カーテンの利用が有効となるほか、カーテンは床まで届くタイプにすると冬は隙間から侵入する冷気を抑えることもできるという。
また、暖かい空気は上へ移動するため、サーキュレーターで室内の空気を循環させることが必要。冬の場合はエアコンの対角線上に設置し、上向きに風を送ると天井付近にたまった暖気が室内に循環しやすくなるとのこと。人に風が当たると体感温度が下がって寒く感じるため、送風する角度の調整も重要となる。
そのほか、室外機の環境も定期的に確認する事も呼びかけている。ホコリや落ち葉などのごみで吹き出し口が塞がる事で、熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながる可能性もあるとし、特に風の強い日や台風が過ぎた後には要チェックとのこと。