秀和システムは9月29日、「図解ポケット ヤングケアラーがよくわかる本」(1,100円)を発売した。

  • 「図解ポケット ヤングケアラーがよくわかる本」(1100円)

同書は「ヤングケアラー」という言葉について聞いたことがあるものの、言葉の中身まで詳しくは知らないという人に向けた入門解説書で、家族のケアを担う子どもたちのことを知る入り口を目指した一冊となっている。

著者は、児童相談所の一時保護所に勤めた経歴を持ち、現在は「支援者の支援」「ケアする人のケア」の活動を行っている飯島章太氏。

「ヤングケアラー」とは、こども家庭庁によると"本来大人が担うとされている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども"を指すが、実際には幼いきょうだいの世話や家族と他人とのコミュニケーション補助も含まれるとし、すべてを理解することはかなり困難とのこと。

実態調査のデータの整理や支援における課題感、実際の支援制度や国の支援の流れなど、データや根拠にもとづいた説明を中心とした内容となっている。