俳優の山下智久が4日、東京・フランス大使公邸で行われたHuluのドラマ『神の雫/Drops of God』(毎週金曜新エピソード追加)の配信を記念した日仏文化交流イベントに登場。同ドラマの原作・樹林ゆう子氏、樹林伸氏とともに、フランスソムリエ協会から「名誉マスター・ソムリエ」に認定された。
今回は、『神の雫』を世界的成功に導き、ワイン・テイスティングの文化を広めた功績を称え、3人に「名誉マスター・ソムリエ」の称号が授与された。これは日本人として初、フランス国外で授与されるのも初めての快挙となる。
『神の雫』に「徹夜してしまったくらい面白い作品でした」とドハマりしたフィリップ・セトン駐日フランス大使から認定証とバッジを授与された山下は「なかなか言葉でこの気持ちを表現するのは難しいのですが、とても光栄ですし、この称号に恥じることなく、さらにワインに探究心を大きく持って、日本とフランスのいい架け橋のような存在になれるように、引き続き勉強をしっかりしていきたいという気持ちです。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と感激を語った。
今作で山下が演じているのは、ワイン評論家・遠峰一青。師であり、ワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェの残した膨大なワインコレクションを巡って、アレクサンドルの一人娘・カミーユ(フルール・ジェフリエ)と宿命の対決を繰り広げる。
ワインの魅力に取り憑かれたという役作りのため、日本でワインの授業を受けてからフランスでの撮影に臨んだ山下は「監修のソムリエの方におすすめのレストランを教えてもらって、人生で一番ワインを飲んだ撮影期間でした」と回想。その結果、「僕自身もワインに恋をしてしまい、日本に帰ってすぐワインセラーを購入して、今(ワインを)集めてます」と、すっかり虜になったそうだ。
また、「カロリー制限をして、飢餓状態に自分を追い込むことで、味覚や嗅覚がすごく敏感になるので、撮影期間中はダイエットしながら役に向き合って、本当にワインで糖分を摂っていました」と、ストイックな役作りにおいて助けられたことを明かした。